蔵前編vol.2 日々に寄り添うとっておきのお菓子「菓子屋 シノノメ」
photo&text:秋山香奈子
毎日のおやつに、とっておきのティータイムに、大切な方への贈り物に、お菓子が日常で登場するシーズンは様々。美味しくて、思い立ったときにいつでも買えて、その時々でたくさんある中から選べるのがいい。菓子屋 「シノノメ」は、カフェ「from afar 倉庫01」の菓子工房として2017年11月ひっそりと裏路地にオープン。その後2018年10月に国際通り沿いに新店舗として再オープンしました。
広くゆったりとした店内に入るとたくさんのお菓子が並ぶカウンターが迎えてくれます。美しくどこか異国情緒のある店内は、オーナーさん自ら手がけられたこだわりの内装。
日常からすこし違う世界へ足を踏み入れたような、そんな場所でお菓子を買うという行為にもまた満足感を与えてくれるよう。
お菓子はクッキー、パウンドケーキ、スコーンやマドレーヌ、パンなど、定番から季節のものまで様々並びます。タイミングが良ければ焼き立てに出会えることも。
スタッフの方が心がけていることは「体にやさしい、素朴だけど毎日食べられるお菓子」。季節に合わせた旬の果物や食材の使用し、季節ごと訪れるたびに新しいバリエーションが増えていてわくわくさせてくれます。飽きずにまた食べたいと思わせてくれるのは、素朴すぎずリッチすぎず絶妙な味わいだからこそ。
アンティークのお皿に整列したお菓子のパッケージは、イラストもスタッフの方が手がけられたものなのだそう。“スタッフみんなで作り上げる”というお店の姿勢がここにも垣間見えます。
階段をのぼった先の2階には「喫茶 半月」があり、シノノメのラインナップとはまた異なるデザートメニューをオーダーできます。今後は営業時間を延長して朝食の提供や、春には一階にコーヒースタンドもオープン予定ということでますます楽しみです。
「シノノメ」の空間でお菓子を買うということ、そのお菓子を持ち帰り口にする幸せな気持ち、自信を持って誰かにおすすめできるギフトとして、まるごと楽しめるのが魅力のお店です。ぜひふと甘いものが食べたくなったとき、「シノノメ」を訪れて気になるお菓子を選んでみてください。
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東京都台東区蔵前4-31-11
TEL:なし
営業時間:12:00~18:30 月・火・水休 ※3月より月曜もオープン予定
https://www.instagram.com/kashiya_shinonome
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