見せる収納に最適な蛇腹式シェルフ
~halutaの北欧アイテムvol.16~
みなさん、ひとり時間をたいせつにしてますか?
今日は、ひとつでいくつもの役割を持つ、蛇腹式シェルフをご紹介しましょう。
北欧のいろんなおうちを訪ねると「見せる収納」への意識が、とても高い気がします。ガラスや陶器類など、実用品というよりも、むしろアートピースに近いものを「飾って見せる」ところが必ずある。ゆえに、そのステージともいえる場が必要なんですね。かといって「見せたくない」ものもある。また大きなものも、小さなものもある。かたちもいろいろ。そのいずれも収納できる家具が欲しい。ついでにちょっとしたものを書ける台もあるといい。
この蛇腹シェルフは、そんなわがままな要望すべてに誠実に応えた、まさに全方位型家具と言えるでしょう。
上は3段のオープン棚、下は3段チェストとなっています。そして目を向けて欲しいのは、間の引き扉。縦にスリットが入っているのは、変幻自在の蛇腹式だから。取っ手を左右に引くと、するするーっと、まるで吸い込まれていくよう後ろに回り込みます。このような技と手間がかかる工法を見るにつけ、デンマークの家具職人さんの腕の高さがうかがえます。
中には小さな引出しやスタンドがあります。文房具や爪切り、DMなどといった、日用品を入れておくのにぴったりです。
そしてきわめつけは、天板を引き出せること。奥行き35cm程の簡易テーブルとなります。
halutaのオーナーも「優秀な家具ですね」とベタ褒め。「デンマークの人のおうちに行くと、こういうシェルフがだいたいリビングとかにあって、本棚や飾り棚として使ってますね。ちょっとした書き物もできますし、パソコンが小さくなってきたから、今の時代にもいい。これで全部完結できるので、ひとり暮らしのワンルームにも重宝しそうですね」
これだけ多機能でありながら、家具そのものが、ひとつの作品のように美しい。そんな北欧家具の魅力がこれひとつに集約されているような気が、どんどんしてきました。これを書いている間にも、さらに。
主にデンマークから仕入れたヴィンテージの北欧家具、雑貨を扱う。「今日のひとしな」コラム執筆は、ウェブブック「haluta365」編集長・山村光春さん。
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