使える、語れる、育てたくなるバッグ 「ブレディ」の“アリエル トラウト”
名作と呼ばれる映画には、必ずといっていいほど実力派の脇役が存在するもの。それは、おしゃれも一緒です。一見何げないのに、実は丹念にこだわって作られたアイテムたちは、主役を引き立てるための十分な腕前を持ち合わせています。この連載では、そんな“おしゃれの名脇役”にスポットライトを当て、王道のものから隠れた逸品まで、幅広くリポートしていきます。
1887年、イギリスのバーミンガム・プライス街にて創業した、老舗バッグブランドの「ブレディ」。銃のレザーケースやフィッシングバッグなどからスタートし、現在ではファッションアイテムとして、本物を知るおしゃれな人々から愛用されています。「売れ行きも社内所有率も高いのは、アイコン的なモデルの“アリエル トラウト”です」と語るのは、「ビショップ」広報の丸山朋子さん。
「ブレディ」“アリエルトラウト”バッグ各¥39,000
※商品の価格は2019年4月現在のもので、表示は税抜きです。
「当社では、数多くのブランドを取り扱っていますが、入社後に“ファースト・ビショップ”として『ブレディ』の“アリエル トラウト”を選ぶ社員が多くて。一度、関係者様に向けた展示会で、各々が育てたバッグを山積みにしてディスプレイしたことがあったのですが、使い込み方や持ち癖によっていろんな表情があって、おもしろかったですよ」
その味が出やすいのが、イタリア・リモンタ社製のハイクオリティなツイル生地とブライドルレザー。
耐久性にすぐれているほか、撥水加工が施されているので雨や汚れに強いのも魅力的。
「金具は、馬具に使われている堅牢な真鍮を使用しています。ベルト部分がクタクタになってしまった場合、有料にはなってしまいますがビショップで付け替えることも可能です」
そういった行き届いたサービスが、安心して長く付き合える理由のひとつでもあるのですね!
使いやすさへのこだわりは、ショルダー部分にも。
「タフさの基準となるミリタリースペックをクリアしているほか、絶妙な太さに設定することで重い荷物に耐えられ、肩に食い込みにくくなっています」
バッグを開けると、フラップポケットが!
よく取り出すパスケースや大切なお財布などは、こちらへ収納すれば安心&便利。
“アリエル トラウト”よりひとまわり小さく、シンプルなルックスの“エイボン”も人気なのだそう。
「ブレディ」“エイボン”バッグ各¥15,800
「スナップボタンが開けやすいように、レザーの引手が付いているんです。こういったこまやかな機能性に、グッときちゃいます」
合わない服が見当たらないくらい、どんなスタイルにもマッチしてくれるのがうれしい「ブレディ」のバッグ。だからこそ、タウンユースはもちろん、旅のお供としてもぴったり! いろんな場面に連れ出して、オンリーワンなバッグとして育ててみてはいかが?
photo : 花田 梢 text : 三宅桃子
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。