ホッとできるかわいさ。リサ・ラーソンの置物
~halutaの北欧アイテムvol.25~
みなさん、毎日きちんと眠れてますか?
さて今回は、全国のリサ好きのみなさま、お待たせしました! リサ・ラーソンのご紹介です。
1931年にスウェーデンで生まれた陶芸家、リサ・ラーソンさん。そのたぐいまれな才能が「発見」されたのは、スウェーデンでも国民的デザイナーとして愛されている、スティグ・リンドベリさんのおかげでした。彼に「君、いいねぇ。うちに来ない?」と(言われたかどうかはわかりませんが)当時、氏が仕事をしていた「グスタフスベリ製陶所」のデザイナーとして参加。1954年から1979年までのおよそ四半世紀にわたって、数々の作品を発表しました。
1980年に退社をしたあと、しばらくはフリーランスとして活躍しますが、1992年には陶芸家仲間2人とグスタフスベリ製陶所の敷地内に、ケラミック・ストゥディオン・グスタフスベリ社を設立。自身の作品の復刻に力を注ぐ他、現在も精力的に創作活動を行い、アートピースや新シリーズを発表しています。
そんなリサ女史(と、呼びたい!)の作品のなかでも、これぞシグネチャーと言えるのが動物シリーズでしょう。クラシックなデザインと、どこかユーモアたっぷりの表情。ぽってりとした丸いフォルムが特徴。どうしようもなく好きになっちゃったコレクターたちが、今や世界じゅうにいるほどの人気です。
halutaのオーナーが、リサ・ラーソンさんの爆発的な人気の理由を分析します。
「リサは、自分の身近な人への思いから創作が始まっているそうです。商業目的とか、キャラクターを作ろうと思っているわけではない。ディズニーなどのように、分かりやすいわけではないのに、こんなにも人々から愛されるのは、自分が知ってる身近にいるものに、どこか似ている親近感があるから。決してリアルに再現しているのではないのですが、生き物の持つ本質的な特徴をとらえているんでしょうね。だからこそ遠く離れた国なのに、日本人が見ても、懐かしいなぁと思える感覚もある。国境を越えて、みんながホッとできる、かわいさがあるんだと思います」
老若男女、とくに酸いも甘いも経てきた大人を骨抜きにさせるリサ・ラーソンさん、あなたは何者ですか?
¥12,000~
主にデンマークから仕入れたヴィンテージの北欧家具、雑貨を扱う。「今日のひとしな」コラム執筆は、ウェブブック「haluta365」編集長・山村光春さん。
haluta kanda(ハルタ カンダ)
東京都千代田区神田須田町1-25-4 マーチエキュート神田万世橋
TEL:03-5295-0061
11:00~21:00(日祝 ~20:00)
haluta AndelLund(ハルタ アンデルンド)
長野県上田市小泉821-1
TEL:0268-71-3005
12:00~17:00(火、土、日祝のみ営業)
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