黒ずみの心配がない青森ヒバのまな板

今日のひとしな
2016.06.14

~niguramu(にぐらむ)より vol.14~

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自分で使うまな板を買い替えようと思い立ち、いいものが見つかったら、ついでにお店にも置こう。そんな気持ちで探し始めました。お店に置く商品のほうが“ついで”とは、これ如何に……。

まずは素材。樹脂系よりもやはり木でしょう、とは思ったのですが、以前から使っていた木のまな板(材質は忘れました)が結構黒ずんでいたので、木製のものも厄介だねー、何か解決できないものかと探し、たどり着いたのがこの「青森ヒバ」です。青森ヒバはヒノキチオールという成分が含まれているため、抗菌殺菌効果が高いとのこと。だから黒ズミになり難い。

早速、まな板を製造して頂けるメーカーを探し、作ってもらった試作品を1年ほど実際に使用してみました。お試し期間、長かった……。

結果は、目立つ黒ズミなどは出ませんでした。いいじゃないのーこれ、と次はサイズと形を決める作業へ。板厚30mmにすることで、まな板への包丁当たりの良さとほどよい重量による安定感が。家庭用だから大きすぎず小さすぎず、奇をてらわない形に角は糸面取りでシャープに。地味なんですが、こうして普通に使いやすいサイズ4種類の決定となりました。

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ただ、青森ヒバは日本にのみ生息する樹種で、成木になるまで200~300年という長い歳月を必要とします。植林をせず自然な成長を大切に守り育てられている、本当の意味での天然木。そのため伐採量には制限があり、とても貴重なもの。

無駄なく使うために、板を取る際に1本の木から板目や柾目など色々な場所の材が使われています。ですから、お届けするまな板の木目や色味はまちまち。表情の違うまな板が届くのを楽しみとして頂けると幸いです。

4サイズの使い勝手はといいますと、
大は小を兼ねるので、普通の住宅用キッチンには一番大きな「長方形 L(450×240 mm)」が良いのではないでしょうか。
いつも大きいのを出すのが億劫だ、と思う方は「長方形 S(300×180 mm)」を買い足して使い分けを。ちなみに我が家はこのセット。
下の写真のようなアパートなどのミニキッチンでは、大きなサイズが邪魔になってしまうので、細長の「長方形 S ロング(400×180 mm)」か、「正方形(240×240mm)」がおすすめです。

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我が家ではまな板の角に穴を開けて、風通しのいい窓際に引っ掛けています。まあかっこの良い「引っ掛け収納」というよりは、“ただ引っかかってる” という感じなんですけど。

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きれいに使うのもよし、ざっくり使うのもよし、道具は使ってなんぼです。

 

青森ヒバのまな板
長方形 L ¥7,128(税込)、長方形 S ¥4,320(税込)

長方形 S ロング ¥5,184(税込)、正方形¥5,184(税込)

text:辻 喜代司

niguramu ~BRANCH Shop~

日本各地から日用品、雑貨、器、アクセサリーをセレクト。連載コラムの執筆は、店主の辻 喜代司さんと宮嶋ヒロコさん。

 

石川県金沢市高岡町18-13
営業時間:11:00~19:00
定休日:木曜
TEL:076-255-2695
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