小さな手仕事の世界「saiho」のブローチ

～ Plain Table（プレーンテーブル）より vol.7 ～

千葉県でブローチや布小物を作られている「saiho」さん。
「saiho」さんもまた2Fのオープン当初からのお付き合いになります。

saihoさんのブローチは、布地に糸で細かな刺繍が施されています。
リネンやウールなど季節によって生地や色合わせを変えたり、生地自体の織目の風合いが生かされているのも魅力です。

シンプルなデザイン、色、形、細かい線や点の並びや、シンプルだけどよく見ると細かく丁寧な造りのものに心惹かれるという「saiho」さん。さりげなく身に付けられるものがいいなと思って、身近な布を使い今のようなブローチができたのだそう。

この小さな中に作り手のこだわりや思いがギュツとつまったブローチの世界が好きで、気に入ったものがあると集めてしまいます。

お花の模様のブローチはずっと作られているデザイン。胸元にさりげなく咲く花が優しい雰囲気を添えてくれます。
丁寧な作りでしかも軽いので、薄手のお洋服にもつけやすく、「saiho」さんのブローチを手に取ることが多いです。

洋服以外にも、ストールを留めたり、帽子やバッグにつけたりといろいろな楽しみ方ができますよ。

こちらはくるみゴム。くるみボタンに細かな手刺繍が施されています。

ミシン目や手刺繍のつぶつぶが、きちんと整列していそうでしてないところも好きだという「saiho」さん。私もそういう手仕事の温もりを感じられる部分に愛しさを感じます。作り手の「好き」が自然と形になっているのですね。小さいけれど、作家の好きやこだわりが詰った作品を、是非お手に取ってご覧いただけたら嬉しいです。

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