庵治石をあなたの暮らしの中へ「AJI PROJECT」のプロダクト

今日のひとしな
2020.04.12

~ 「まちのシューレ963」より vol.12 ~

 
香川県高松市の東に位置する牟礼町・庵治町にまたがる八栗五剣山。良質な花崗岩 (かこうがん)の一種である「庵治石(あじいし)」の産地です。庵治石は、他の花崗岩に比べて硬く、丈夫できめが細かいため、細かな細工を施し長く保存することができます。そのため、灯篭や墓石、庭石などに使われてきました。

八栗山麓には多くの「石工」(いしく)とよばれる職人たちが住まい、加工の技術を伝えつづけてきました。世界的に有名な彫刻家イサム・ノグチも、石工たちの高い技術と庵治石の美しさに惹かれて、この地にアトリエを構えたと言われています(現在はイサム・ノグチ庭園美術館となっています)
 
 
‟暮らしに寄り添う庵治石プロダクト”をつくりだしている「AJI PROJECT」は、そうした庵治石と石工たちの技術を生かしたもの。職人の技術と知恵で、墓石などを切り出す際に必要がなくなった部分の石を、生活道具として生まれ変わらせました。
 
花器やペン立てにもなる「sabo」や、ペーパーウェイトの「koro」は、香川を訪れたの手土産として人気があります。庵治石ならではのブルーグレーの色味はそのままに、現代の生活空間に合うようにマットな風合いに仕上げています。どちらも職人が一つ一つ削り出しているため、石の模様や形にそれぞれ違いがあります。小さいながら石ならではの重量感と、ひんやりとした感触を楽しんでいただけます。
 

庵治石の重さと、自然石のゴツゴツとした風合いを生かしたブックエンド「ROCK END」や、小物入れの「Paddles」。山の表面に近いところで産出する茶色の庵治石は、通常は庭石などに使われているものです。ですが意外とインテリアにも取り入れやすく、ダイナミックな自然石がお部屋にアクセントを与えてくれます。
 
ただ石を割ったように見えるかもしれませんが、実は石を切り出すストーンカッターの厚みを計算し、石と石を重ねたときにピッタリと端が合うよう、高度な技術で作り上げています。
 
 
「CAVE」は石でできたボトルホルダーです。そのままでもひんやりしていますが、さらに石を丸ごと冷やしておくのもおすすめ。保冷力があるのでワインクーラーとしても使用できます。庵治石は水に強い性質を持っているので、こうしたキッチングッズにも適しているのです。
 

 

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まちのシューレ963

香川県高松市丸亀町13-3 高松丸亀町参番街東館2F
TEL: 087-800-7888
営業時間:物販 11:00~19:30
カフェ
<月~木> 11:30 – 18:00(L.O 17:30)
<金~日> 11:30 – 22:00(L.O 21:00)
定休日:第3月曜日 (祝日の場合は振替有)
https://www.schule.jp/
Instagram「@schule963

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