重版出来!『暮らしのおへそ』Vol.25特集 ③絵本作家 ヨシタケシンスケさんのおへそ
『暮らしのおへそ』Vol.25の重版出来企画として、
特に人気があった方のおへそ(=習慣)を
4日間にわたってお届けしていきます。
①料理愛好家 平野レミさんのおへそはこちらから。
②モデル 結城アンナさんのおへそはこちらから。
『暮らしのおへそ』とは?
女優、作家、カフェ店主、お坊さんから主婦まで、
有名無名にかかわらず、様々なジャンルの方の習慣を「おへそ」と呼んで紹介する本。習慣を紐解けば、その人の暮らし、こだわり、生き方が見えてきます。
特集3日目は、『リンゴかもしれない』でおなじみ
今注目の絵本作家・イラストレーター
ヨシタケシンスケさんのおへそに迫ります。
ヨシタケシンスケさん、
どうしてそんなに面白いことを
思いつくんですか?
デビュー作『りんごかもしれない』では
りんごがりんごであることを
疑いはじめた男の子の想像が
とどまるところを知らず、
『もう脱げない』では、服がひっくり返って
脱げなくなっている子どもが
このままどうやって生きていくかに
延々と思いを巡らせ……。
日常の暮らしの中にある
何気ないひとコマをすくい上げ、
そこから果てしなく広がる妄想の世界に
思わずくすっと笑ってしまう。
そんなヨシタケシンスケさんの
絵本が人気です。
どこに行くにも休日でも肌身離さず持ち歩いている
スケジュール帳の後ろ半分がスケッチ用。
思いついたことや面白いと思ったことを記録する。
もともと落ち込みやすい性格で、
メンタルが弱いからこそ
「世の中って面白いよ、
まだまだ捨てたもんじゃないよ」と
自分自身に言い聞かせるために
どうでもいいことをどうにかして面白がろう、
自分を面白がらせようとしている。
このスケッチはその記録です。
「あるとき、コーヒーショップで
お母さんの脇に抱えられた子どもが、
何とか逃げ出そうとして、
服がひっくり返ってしまっているのを見たんです。
うちの子もお風呂に入るとき、
よくあんなふうになっているけど、
それが街中にいるのが面白いなあと。
すかさずスケッチをして、
そこから生まれた絵本が『もうぬげない』。
『こねてのばして』(共にブロンズ新社)は、
スーパーの入り口にパン生地を
ぐにゅっとしている写真が貼ってあって、
前を通るたびに触りたいなあ、
気持ちよさそうだなあと思っていて、
やわらかいものをこねるだけの
絵本があったら面白そうだなと。
そんなふうに面白そうなことを考えたり、
スケッチをするのが僕の習慣です」
ヨシタケシンスケさんのおへその続きは
『暮らしのおへそ』Vol.25でたっぷりどうぞ!
『暮らしのおへそ』Vol.25 コンテンツはこちら!
女優 石田ゆり子さんの3つのおへそ
「私が大事にしていることは、何気ない毎日に溶けこんでいる小さなことばかり」と語る石田さん。日々の暮らしのなかで大切にしている3つのおへそ(=習慣)とは?
料理愛好家 平野レミさん
レミ語録には、ハッとする真実が含まれていました。
モデル 結城アンナさん
今年63歳。ありのままに。
東京・多摩境で人気のベーカリー
「チクテベーカリー」店主 北村千里さん
本当にやりたいことに向き合うために
必要なのはいつでも「余力」を残しておくこと。
ラジオパーソナリティ クリス智子さん
自分の中に
無意識に流れてくるものの存在を大切にする。
料理家 有元葉子さん
レシピを見ないで作れるようになりましょう。
でないと、料理が
“自分のもの”になりませんから。
東京・三軒茶屋で人気の雑貨屋さん
「klala」店主 滝沢緑さん
徳島の人気カフェ
「ろうそく夜」店主
元木康幸さん、ともよさん
「あんざい果樹園」園主
安斎一壽さん、安斎久子さん
主婦 高橋麻樹さん
禅僧 南直哉さん
人生後半を心穏やかに生きるヒント ほか
text:和田紀子
photo:興村憲彦
Profile
ヨシタケシンスケ
1973年神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。イラストレーター、絵本作家。絵本デビュー作『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)は、第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、第61回産経児童出版文化賞美術賞を受賞。児童書の挿絵、挿画、イラストエッセイなど、活躍は多岐にわたる。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。