眠っていたワードローブも息を吹き返す 「ドーサ」のラッフルスカート

“おしゃれの名脇役”に会いに行く!
2016.03.21

名作と呼ばれる映画には、必ずといっていいほど実力派の脇役が存在するもの。それは、おしゃれも一緒です。一見何げないのに、実は丹念にこだわって作られたアイテムたちは、主役を引き立てるための十分な腕前を持ち合わせています。この連載では、そんな“おしゃれの名脇役”にスポットライトを当て、王道のものから隠れた逸品まで、幅広くリポートしていきます。

photo : 千葉亜津子 text : 三宅桃子

 

クリスティーナ・キムが世界中を旅しながらものづくりをしている「ドーサ」。そのデザイン性だけでなく、オーガニック素材へのこだわりや生地を無駄にしないスピリットにも惹かれている大人が数多くいます。

「ドーサ」といえば、ギャザーをたっぷりとった“ラバリジャケット”や、アフリカのヨルバ族の生地をパッチワークした“ルナバッグ”などが有名。そんなアイコニックな存在に引けをとらず、ロングセラーになりつつあるのがこちらのスカートです。

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「ドーサ」ラッフルスカート¥45,000 

※以下、商品の価格は2016年3月現在のもので、表示は税抜です。

オールシルクという贅沢さ。さらりとした優雅な肌ざわりに、思わずうっとり。そして、特筆すべきは裾のラッフル! ニュアンスの異なるシルクシフォン、シルクタフタ、シルクサテンが重ねられ、神秘的で軽やかな和音を奏でているかような佇まいです。

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このスカートを8年前から継続して取り扱っているという「エンリー べグリン」プレスの安藤里奈さん。ラッフルの1枚をひらりとめくると……

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クリーンなブルーのシルクがお目見え。

「スカートのベース部分のブルーより一段階濃く染められたラッフルの上に、白のシルクをベールのように重ねることで、より繊細な美しさが生まれるんです」

 また、このラッフルはほかのアイテムを作る過程で出た端切れで、すべて手作業で施されているのだとか。これこそ、リサイクル精神がおしゃれへとつながっている「ドーサ」ならではのアイテムといえます。

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「ハットアップ」ワンピース¥88,000

上の写真は1枚でもサマになるワンピースですが……

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ラッフルスカートをペチコートのように重ねるだけで絶妙な遊び心が。

一見、フリフリは甘すぎるかも? と思いがちですが、その心配はご無用。上質なシルクが、大人っぽい女性らしさを引き出してくれます。

少し気が早い話ですが、秋冬では深いネイビーの“ミッドナイト”も入荷予定だそう。

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「ドーサ」ラッフルスカート¥45,000

夏場の汗ばむ肌にもサラサラと心地よく、寒い季節には冷えをやわらげてくれるのも、シルクならではの嬉しいところ。毎シーズン完売するほどの人気の高さを誇るこのスカート。投入すれば、眠っていたワードローブが息を吹き返すかもしれません。

 

エンリー べグリン表参道(ドーサ)

TEL 03-5414-2733

公式サイト http://japan.henrybeguelin.it/

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