【ブルックリン特集】vol.1唯一無二の刺繍の世界「CORAL & TUSK (コーラル アンド タスク)」のアトリエ公開!
はじめまして。ニューヨーク ブルックリンの 「CORAL & TUSK (コーラル アンド タスク) 」 で日本のマーケットを担当している冨田明日美です。今日から5回に渡り、「CORAL & TUSK(コーラル&タスク)」のデザイナー・ ステファニーのアトリエ紹介、スタッフの暮らしのなかでの使用例、そして秋冬の新作をご紹介をさせていただくことになりました。ぜひご覧いただけたら嬉しいです。
Photo: Will Ellis Text: 冨田明日美
「CORAL & TUSK(コーラル&タスク)」は、2007年にデザイナーのステファニーがブルックリンで立ち上げた刺繍のブランドです。動物や植物などをモチーフにした刺繍を施したクッションやテーブルリネンなどを作っています。デザインは全てステファニーが仕上げ、信頼のおけるインドの工場で生産しています。
第1回目の今日はステファニーのアトリエを紹介したいと思います。
ステファニーはアメリカのオハイオ州出身です。2016年、長年住んだブルックリンから大自然と野性動物に恵まれたワイオミング州に引っ越しました。ステファニーのアトリエは自宅のすぐ隣にあります。毎朝愛犬との散歩の後にアトリエに向かい、仕事を始めます。
「CORAL & TUSK(コーラル&タスク)」は年に2回新作を発表します。ステファニーは新しいデザインに取り組むとき、アトリエの一角にインスピレーションウォールを用意します。それはデザインしたいテーマにあったイメージの切り抜き、写真、オブジェなどを壁一面に並べていくものです。
デザインのイメージが頭の中でまとまると、次のステップは原画となるスケッチの作成です。特に刺繍になる事を意識せず、お気に入りのシャーペンで自由に描きます。動物を描くときは、最終的に手にする人が、その動物に興味を持ち、より好きになってもらえるように描くことを心掛けているとのこと。
こちらは羽を描いている時の様子です。
その後、原画をスキャンして、刺繍用のソフトを使い、ひと針ずつ描いていきます。全ての刺繍糸の流れや色なども決めて、細かくデザインのファイルを仕上げる作業です。これがとても時間のかかる作業なのです。 時には寝る時間を削って何日間も集中して取り組みます。ステファニーにとっては、とても大変だけれど大好きだというデザイン作業。これを彼女が全て1人で仕上げる事により、「CORAL & TUSK(コーラル&タスク)」らしい世界観が毎シーズン出来上がります。
ステファニーのアトリエは大自然に囲まれた場所にあります。四季の移り変わりや、日々目にする動物たちがインスピレーションにもなっています。
「CORAL & TUSK(コーラル&タスク)」の商品を手に取る機会がありましたら、是非ステファニーのデザインのお話を思い出しながら見てもらえたら嬉しいです。日本では「H.P.DECO(エイチ・ピー・デコ)」などのお店で取り扱いがあります。
次回からは私たちスタッフの暮らしのなかでの使用例をご紹介しますね。
→Vol.2はこちらから
Profile
「CORAL & TUSK (コーラル アンド タスク) 」
2007年、デザイナーのステファニーがブルックリンで立ち上げた刺繍のブランド。動物や植物などをモチーフにしたユーモアとストーリー性のあるデザインが特徴。クッションやテーブルリネンなどのホームプロダクトの他、2017年にはアパレルラインも始める。最新情報はインスタグラム「@coralandtusk 」 にて。 www.coralandtusk.com
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