「nest Robe」滝口和代さん【前編】「眉毛をポイントにしたシンプルメイクが基本」
ヘアメイク・草場妙子と、エディター柿本真希が、素敵だと思う方々に、普段使っているコスメを通してその人の“綺麗のモト”を伺うこの連載。
第4回のゲストは、リネンなど自然素材や着心地にこだわったブランド「nest Robe(ネストローブ)」のプレス・滝口和代さん。雰囲気のあるカジュアルコーディネートが人気の滝口さんですが、今回は、コスメのことを中心にお話を伺いました。
草場「普段のメイクはどうなさってますか?」
滝口さん「リッキッドとパウダーです。使っているのはこの2つ。“セフィーヌ”の“シルクメイクアップベース”と“シルクウェットパウダー”です。実はこの2つは、それまでお化粧をしたことがなかった私が18歳で初めて上京する時に、「お化粧はこれでするんだよ」と、母が持たせてくれたものなんです。他に色々なものを試したりもしましたが、いかにも塗っている感が無いのが使いやすく、もうすぐ70歳の母がまだまだとっても肌が美しいので、結局これに戻りました」
草場「素敵なお母様ですね。いろいろ新しいコスメを試したりもしますか?」
滝口さん「実は私、百貨店の美容コーナーって緊張してなかなか行けなくて!」
草場「そうおっしゃる方、多いです。美容コーナーの方が完璧メイクすぎて自分自身のメイクとかけ離れて感じたり、気後れしてしまうのかもしれません。でも、コスメに関してのスペシャリストの方々なので、気になることを相談したり質問するのにはベストな存在だと思います。それに、実際に試してみるのはとても大事。おすすめして頂いた中から、自分にとって合いそうなものをチョイスすると良いと思います。滝口さんといえば、太眉が素敵だなぁといつも思っていました。ポイントメイクはどうなさっていますか?」
滝口さん「眉毛は書き足して形を整えています。年々、自分の眉毛の形も変わってきている気がして。そういうものですか?」
草場「もちろん! 長年担当しているモデルさんもそうですし、私も自分自身で感じています。歳をとるにつれて変わっていくのは自然なことです。その変化に気づき、それに合わせてメイクも変えていくのが大事だと思います。滝口さんはご自分の顔の変化に気づいているなんて、さすがです。特に眉毛は、顔の印象を決める大事なパーツ。アイメイクより、眉毛を変える方が、印象がだいぶ変わるんです。アイブロウはどういったタイプを使っていますか?」
滝口さん「帰宅が遅いので、ドラッグストアも百貨店も閉まっています。なので……実は家のすぐ近くのコンビニとかで買っちゃいます。もともと太眉なこともあって、あまりハッキリは描きたくないので、鉛筆タイプを選びます。おすすめってありますか?」
草場「太めに描きたい人には“MAC”の“ビッグ ブロウ ペンシル”がおすすめです。これできっちり描くのは難しいので、自然とナチュラルな太眉が描けるんです。滝口さんといえば太眉ともう1つ、色白のきれいな肌! 日焼け止めは何を使っていますか?」
滝口さん「“Aesop”の“プロテクティブ ボディローション”です。お化粧しない休日は、これを顔や首にも塗って完成! ボディ用ですが、いい香りなので顔にも塗っちゃいます。それってダメですか?」
草場「大丈夫です。身体用・顔用と分かれてはいますが、テクスチャー・美容成分の量・ヨレにくいといったプラスアルファの部分で差があるだけ。ご自身で使ってみて、問題なく使えれば良いと思います」
滝口さん「良かった。顔も身体もお肌は一緒ですもんね! こういうものって消費期限とかあるんでしょうか?」
草場「ありますよ。海外のブランドは必ず表記されています。これは12M(12-Month)と表記があるので、フタを開けてから1年ってことですね。顔用・身体用とかそういったことよりも、私は消費期限の方が重要だと思います。“香り”も、あまりに月日が流れると変わってしまいますし」
photo:加藤望 edit&text:柿本真希
Profile
滝口和代
アパレルブランド「nest Robe(ネストローブ)」のプレス。その飾らない大人で洗練された着こなしに憧れる人は多い。個人のInstagramアカウント「@takiguchikazuyo」では、仕事だけでなく日々の暮らしの様子も紹介しており、その暮らしぶりも注目されている。
草場妙子
1979年、熊本生まれ。2006年独立。雑誌や広告、CMなどで幅広く活躍するヘアメイクアップアーティスト。コスメ好きが高じて、インスタグラムではおすすめの美容アイテムを紹介。
http://kusabataeko.com
Instagram:https://www.instagram.com/kusabataeko/
柿本真希
フリーランスエディター・ライター。二児の母。様々な媒体やカタログにて、編集・執筆・連載・インタビューを担当。ニュージーランドにて母子留学を2年半。2014年秋に帰国後、エディター・ライター、ディレクターなど多岐にわたり活躍中。
http://www.makikakimoto.com
Instagram:https://www.instagram.com/makikakimoto/
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