第3回 『至福のどんぶりレシピ』について

京都「本と野菜OyOy」から
2021.01.13

こんにちは。「本と野菜OyOy」の佐藤です。

今回は、私が愛用しているレシピ本をご紹介します。

うちには体育大学に通い、部活でアメフトをしている次男がいます。年中体を動かしている人なので、まぁよく食べます。
部活やバイトで夜遅くの帰宅になってもがっつり食べるので、食べやすく栄養もあって消化にもよい食事を、と思うのですが、これがなかなか難しい!少量なら、ぱぱっと作れそうですが、なんせ食べる量が多いので、そうも行かず…。(ちなみに一日5合は食べます)なので、よく登場するのがどんぶりもの。
以前は、親子丼や牛丼などが多かったのですが、あるときから俄然、あんかけごはんが増えました。

そのきっかけは料理家・今井亮さんのあんかけごはんをいただいたことです。

数年前にイベントのまかないで、今井さんが作るあんかけごはんをいただいたのですが、その時にあんのおいしさに開眼しました。うまみが凝縮された、とてもきれいなあんなのです。
ごはんとともにいただくあんは絶品で、ふだんは少食の私もしっかりかき込みました。

その後、今井さんの『至福のどんぶりレシピ』が発売され、すっかりあんかけマニアに。

『至福のどんぶりレシピ』(立東舎)  今井亮・著

そのとき冷蔵庫にあるお肉やハム、野菜を卵にたくさん混ぜ込んで焼き、山盛りごはんの上にのせ、あつあつトロトロのあんをたっぷりかける
あんのおかげで、大量のごはんも最後まで冷めずにおいしく食べられます。どんぶりの代わりに、お弁当箱に入れて持たすのにも使えます。
この本のレシピは、どれもシンプルなのですが、外してはいけないポイントが丁寧に書いてあり、誰が作ってもおいしく仕上がりそうな気になるのです。

当の次男もオンライン授業ばかりの時期に、本を見ながら昼ごはんを作って楽しんでいました。ひとり暮らしする機会があれば、必ずこの本を持っていくんだろうな。

先日作った、舞茸入りのあんかけごはん。

使用した舞茸は、もちろんうちのお店で購入しました。食感と香りが抜群です。

ちなみに、本のレシピでは卵2個ですが、次男は3個使用しています。

どんぶり一杯の中には、おいしさも温かさも満足感も、全てが込められている気がします。
今井さんも本の巻頭で書かれているように、大変な毎日の中でも気楽に作れて、その日の疲れをふき飛ばしてくれるような…。今日もお疲れさん、明日もがんばろ!と背中を押せるようなごはん。
まぁまぁ私も疲れているので(笑)、手軽に作れるこの本は、いつも私の背中を押してくれます。
今年も、いろいろな本から、元気に毎日を過ごせるごはんを見つけていきたいと思います


 

 

本と野菜OyOy
京都市中京区烏丸通姉⼩路下ル場之町586-2 京都市営地下鉄「烏丸御池」駅直結 新⾵館1階

営業時間 11:00〜22:00
TEL 075-744-1727
https://oyoy.kyoto/

Profile

佐藤夕伽子

YUKAKO SATOU

京都「本と野菜OyOy」にて本の選書・売り場作り、運営を担当。
子供の頃から本はもちろん料理書が好きで、編集・メーカー企画販促・カフェ・雑貨店・書店などで勤務。ずっと本と食に関する仕事に携わる。大阪府出身で大阪と京都を行ったり来たり。社会人と大学生の息子ふたりと三人暮らし+ねこ。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ