いちごの甘酸っぱさととろりとした食感が生地と絶妙にマッチ! 高石紀子さんの「いちごとアールグレイのパウンドケーキ」
いちごがおいしい季節になりました。そのまま食べるのももちろんおいしいのですが、焼き菓子との組み合わせも抜群です。こちらのパウンドケーキのレシピは、焼くといちごがジャムのようになって、生地となじんでとてもおいしくいただけます。かわいいビジュアルはプレゼントにも最適。いちごが旬のうちに、ぜひ作ってみてください。
いちごとアールグレイのパウンドケーキ
材料と下準備(18cmパウンド型1台分)
発酵バター(食塩不使用)・・・105g
▶️常温にもどす
グラニュー糖・・・105g
全卵・・・2個分(100g)
▶️常温にもどし、フォークでほぐす
?️
|薄力粉・・・105g
|ベーキングパウダー・・・小さじ1/4
▶️合わせてふるう
紅茶の茶葉(アールグレイ)・・・4g
▶️ラップで包み、めん棒を転がして細かくし、?️と合わせる
タイム・・・2枝+適量
▶️2枝は葉を摘む
いちご・・・60g+100g
▶️60gはへたを取って縦半分に切り、100gはへたを取る
※型にオーブン用シートを敷く。
※オーブンはほどよいタイミングで180℃に予熱する。
作り方
1️⃣ ボウルにバターとグラニュー糖を入れ、ゴムべらでグラニュー糖が完全になじむまですり混ぜる。
2️⃣ ハンドミキサーの高速で全体にしっかりと空気を含ませるようにしながら2分~2分30秒混ぜる。
3️⃣ 卵を10回ほどに分けて加え、そのつどハンドミキサーの高速で30秒~1分混ぜる。
4️⃣ ?️と摘んだタイムの葉2枝分を加え、片手でボウルを回しながら、ゴムべらで底から大きくすくい返すようにして全体を20~25回混ぜる。粉けが少し残るくらいでOK。
5️⃣ ボウルの側面やゴムべらについた生地を落とし、同様に5~10回混ぜる。粉けがなくなり、表面につやが出たらOK。
6️⃣ 型に5️⃣の1/2量を入れてスプーンの背などで表面を平らにならし、周囲を2cmほど残して縦半分に切ったいちご60gをのせる。残りの5️⃣を入れて表面を平らにならし、周囲を2cmほど残してへたを取ったいちご100gをのせ、タイム適量を飾る。予熱したオーブンで50分ほど焼く。
7️⃣ 表面に軽く焼き色がつき、竹串を刺してもなにもついてこなければできあがり。オーブン用シートごと型からはずし、網にのせて冷ます。
note
◉生のいちごを生地にはさんで焼くとジャムのような食感になります。消費期限は3日ほど。手作りならではのケークです。
◉いちごの大きさによっては生地があふれてしまうことがあります。生地の量は型の高さの7〜8分目を目安に、入れすぎないよう気をつけてください。余ってしまったらココットなどに入れていっしょに焼くとよいでしょう。
◉紅茶の茶葉が粗く、硬い場合はすり鉢に入れて細かくしてください。
このレシピはこちらから!
高石紀子『365日のパウンドケーキ』(主婦と生活社)
春、夏、秋、冬。季節別にたっぷり68のレシピを収録したパウンドケーキ本の決定版。季節ごとにたくさんのレシピを収録したこの本は、焼き菓子のハイシーズンである秋冬だけでなく、1年を通じて、みなさんに楽しんでいただけることと思います。定価1540円(税込)
料理 高石紀子さん
菓子研究家。ル・コルドン・ブルー神戸校でディプロムを取得したの ちに渡仏。リッツ・エスコフィエで学び、ホテル・リッツ、ブレ・シュクレなどの人気店でスタージュを経験。帰国後はフランス菓子の料理教室、アパレルブランド向けのケータリング、通信販売などを手がける。くだもの使いが巧みなケークやサブレを得意とし、やさしい甘さで食感が軽やかな、飽きのこないおいしさのお菓子を追究している。著書に『365日のクッキー』、『失敗なしで絶対おいしい! チーズケーキとチョコレートケーキ』、『やさしい甘さのバナナケーキ、食事にもなるキャロットケーキ』、『こっくり甘い濃厚プリン、まろやかな食感の伝統菓子フラン』(すべて主婦と生活社)がある。http://norikotakaishi.com
photo 三木麻奈 styling 佐々木カナコ
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