オイル不使用で作れてヘルシー!甘くないからおつまみにもぴったり〜原亜樹子さんの「チーズとアーモンドのノンオイルビスコッティ」のレシピ

うちのおやつ帖
2021.05.10


コーヒーのお供にぴったりの、イタリア生まれのビスコッティ。「ビス」=2度、「コッティ」=焼いた、という名の通り、2度焼きすることでカリカリに仕上げたクッキーのことですが、実はアメリカでもポピュラーなお菓子で、塩味のものなどもとても一般的なのだそうです。



そんなビスコッティばかりを集めた原亜樹子さんのレシピ本『おやつ&おつまみビスコッティ』から、今回は塩味でおつまみにもぴったりなものをご紹介します。しかも、ノンオイルで作れてとてもヘルシー。カリカリと手が止まらなくなること、まちがいなしです! 

 


チーズとアーモンドのノンオイルビスコッティ 
【Parmesan & almond】

アメリカでは、甘くない塩味のビスコッティも人気が高く、
クラッカーのような感覚で、スープやサラダに添えることもあります。
薄めに切り、しっかり香ばしく焼くと、塩味が引き立ちます。
こちらは塩は使わず、チーズの塩けだけでまとめました。

 

【材料(12cm長さのもの15枚分)】
・薄力粉 100g
 ・ベーキングパウダー 小さじ1/3
グラニュー糖 小さじ1/2
粗びき黒こしょう 小さじ1/2
・卵 1個
 ・水 小さじ1
パルメザンチーズ(すりおろす) 40g
アーモンド(ホール) 50g

【下準備】
・アーモンドはフライパンの弱火でからいりする。
・卵は室温に戻す。
・天板にオーブンシートを敷く。
・オーブンを170℃に温める。


【作り方】

1 ボウルにを入れ、泡立て器で溶きほぐす。

2 (ふるい入れて)、砂糖、黒こしょう、チーズを加えてカードで切り混ぜ、粉っぽさが残っているくらいでアーモンドを加えて混ぜ、手でアーモンドを押して生地にうめ込み、12cm長さにととのえる。
*パサつくようなら、水を数滴ずつ加えて

3 天板にのせ、手に水少々をつけて12×12cm(1.5cm厚さ)の平行四辺形にまとめ、表面を平らにならす。170℃のオーブンで25分ほど焼き、金網にのせて冷ます。

4 粗熱がしっかりとれたらナイフで斜め8mm幅に切り、断面を上にして天板に並べ、150℃に温めたオーブンで20分ほど焼く。天板ごと冷ます。
*途中で濃い焼き色がつくようなら、140℃に下げて
*10分焼いてから一度裏返すと、均一に乾く

memo
・塩けが足りなければ、砂糖と同じタイミングで塩ひとつまみを加えて。

 


パルメザンチーズ(パルミジャーノ・レッジャーノ・写真右)は、イタリアの代表的なチーズ。すりおろして使うと、うまみとコクがたっぷり。かわりに粉チーズでも。


【ポイント】


粉類を加えたら、カードでまわりの粉をこそげるようにして持ち上げ、さくさく切るようにして混ぜる。粉がまだ残っているうちに、アーモンドを加えて。


アーモンドをカードで生地に押しつけるようにして混ぜ、手でアーモンドをうめ込んでひとまとめにしたら、天板にのせる。手に水をつけ、12×12cmの平行四辺形にまとめ、表面を平らにならす。

 

【原亜樹子さんのビスコッティレシピはこちらにも】

 

もっとレシピを知りたい方は、こちらをどうぞ!
おやつ&おつまみビスコッティ(主婦と生活社)


定価:1320円(税込)

イタリア生まれの焼き菓子・ビスコッティは、実はアメリカでもとてもポピュラーなお菓子。甘いおやつとしてはもちろん、塩味のおつまみタイプも人気なのです。イタリア本来の作り方通りオイルを使わないもの、アメリカンスタイルに多いオイルが入るもの、卵を使わないもの、小麦粉を使わないもの、一度焼きで作れるものなどなど、バラエティ豊かな生地でご紹介。ワンボウルで作れる手軽さと、コーヒーによく合う軽い食感が魅力。チョコがけやクリームがけ、トッピングやディップをつけて食べれば、おいしさはさらに広がります。業界唯一のビスコッティに特化したレシピ本。

 

原 亜樹子(はら あきこ)さん


菓子文化研究家。1978年千葉県生まれ。アメリカ・イリノイ州のMacArthur高等学校へ留学・卒業後、東京外国語大学で食の文化人類学を学ぶ。卒業後、国家公務員として特許庁に入庁。入庁6年目に退職し、菓子文化研究家へ転身。ル・コルドン・ブルー(東京校)で菓子ディプロムを取得。製菓衛生師、ティーインストラクター(日本紅茶協会認定)。著書に『おやつ&おつまみビスコッティ』(主婦と生活社)、『アメリカンクッキー 歴史や文化がぎゅっと詰まった家庭菓子の56レシピ』(誠文堂新光社)、『アメリカ郷土菓子』(パルコ出版)、『朝食ビスケットとコーンブレッド』(グラフィック社)などがあるほか、翻訳も手がけている。
http://akikohara.com/index    
Instagram exploring_american_food

 

photo:福尾美雪  styling:池水陽子

 

 

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