卵2個で、パウンド型で手軽に作れる!ふわふわな食感とリッチな風味がたまらない〜中川たまさんの「基本のバターカステラ」のレシピ

◆GW特別企画◆まいにちレシピ公開
2021.04.30



大人も子どもも大好きな、ふわふわのカステラ。この連休中のおやつに、ぜひおうちで作ってみませんか…? 
でもカステラというと、卵をたくさん使って、大きな型が必要で…と思いますよね。ところが!中川たまさんの『ふわふわカステラの本』のレシピなら、卵2個でパウンド型で気軽に作ることができるんです。

昔ながらのもっちりとしたカステラから、バターが入ったややコクのあるもの、流行の台湾カステラ、ココアカステラ、はたまたさまざまなフレーバーのカステラ、カステラ生地で作るロールケーキやいろんなケーキまで。

   
実はカステラって、卵さえしっかり泡立てれば、あとは少ない材料でできて、「おうちのおやつ」にぴったりなのです。手作りしたカステラのおいしさ、かわいらしさは、また格別ですよ!

 

基本のバターカステラ

一般的なカステラには、油分はあまり入りませんが、少し加えるとコクが生まれ、しっとり感がよりアップします。
スポンジケーキとカステラのいいとこどりのような感じです。
少量のバターは有塩を使うことで、風味もしっかりと感じられます。

【材料(18×8×6cmのパウンド型1台分)】
薄力粉…40g
強力粉…20g
きび砂糖…60g
卵(Mサイズ)…2個
・はちみつ…大さじ1と1/2
 ・熱湯…大さじ1/2
有塩バター…20g

【下準備】
・卵は室温に戻す。
Aは合わせておく。
・バターは湯せんで溶かす。
・型より3cm高くなるようにオーブンシートを敷く。
・オーブンを180℃に温める。


【作り方】

❶卵を泡立てる


ボウルに卵、砂糖を入れてハンドミキサーで混ぜ、湯せん(ボウルの底に60℃くらいの湯をあてる)にかけて高速で3分泡立てる。
*60℃は、指を入れて熱いくらい(やけどに注意)
*ハンドミキサーは動かさず、ボウルのほうをゆっくり回すと、まんべんなく泡立てられる


人肌(指を入れて温かいくらい)に温まったら湯せんからはずし、ハンドミキサーの高速でさらに3分⇒低速で1分泡立てる。
*ここでも、ボウルのほうをゆっくり回しながら

❷はちみつを加える


すくった時にリボン状に積み重なってしばらく消えなくなったら、を回し入れ、ハンドミキサーの低速で1分混ぜる。
*ボウルのほうをゆっくり回しながら

❸粉を加える


粉類を3回に分けてふるい入れ、1回目はハンドミキサーの低速で30秒⇒2回目、3回目はゴムベラで底からすくうように、そのつど40回ずつ混ぜる。
*ボウルをゆっくり回しながら、リズミカルに

❹バターを加える


溶かしたバターに生地をひとすくい加え、ゴムベラでしっかり混ぜたら、生地のボウルに戻し入れ、ゴムベラで底からすくうように、油の線が見えなくなるまで30回混ぜる。

❺焼く


型に1/3量ずつ流し、そのつどゴムベラで平らにならし、竹串で全体にジグザグに切るようにして泡切りする。15cm高さから2~3回落とし、中の空気を抜く。
*気泡を消し、焼いたあとに穴があきにくくするため


180℃のオーブンで10分、160℃に下げて25分ほど焼く。焼き上がったら15cm高さから台に1回落とし、オーブンシートにひっくり返して冷まし、上を平らにする。
*常温で保存し、翌日からがしっとりしておいしい


【インスタライブ での作り方紹介はこちらから!】


もっとレシピを知りたい方は、こちらをどうぞ!
『ふわふわカステラの本』(主婦と生活社)


定価:1540円(税込)
どこか懐かしくて、素朴でかわいいカステラは、みんなが大好きなお菓子。しかも、粉、卵、砂糖、はちみつと少ない材料で作れます。この本では家庭でより気軽に試せるようにと、パウンド型を使って、卵2個で作れるレシピでご紹介。基本の5つの生地をベースに、そこから生まれるさまざまなカステラと、カステラ生地で作るいろいろなケーキを幅広く提案しています。フルーツやチーズ、チョコレートや紅茶風味のカステラから、薄く焼いてクリームを巻けばロールケーキに、クリームをはさめばカステラサンドに。アイシングやデコレーションで飾れば、よそゆきのケーキにだって変身! 思い立ったらすぐに試せる、シンプルレシピでお届けします。

 

中川たま(なかがわ・たま)さん


1971年兵庫生まれ。神奈川・逗子で、夫と大学生の娘との3人暮らし。アパレル勤務を経て、結婚と同時に上京。自然食品店勤務のあと、2004年にケータリングユニット「にぎにぎ」を立ち上げ、2008年に独立。以後、雑誌、書籍などでのレシピとスタイリングの提案ほか、自宅で旬の素材を生かした少人数制の料理教室を主宰。著書に『ふわふわカステラの本』『ホーローバットで作るバターを使わないお菓子』(共著/ともに主婦と生活社)、『器は自由におおらかに』(家の光協会)、『季節の果実をめぐる114の愛で方、食べ方』(日本文芸社)など。Instagram:tamanakagawa

photo:衛藤キヨコ  styling:中川たま

 

 

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ