これが正解!煮る時間が少ないのに味がじんわり!〜小田真規子さんの「ぶり大根」レシピ

きょうの夕ごはん
2021.10.08

「おうちごはんをもっとおいしくしたい人」、「定番料理の正解の作り方が知りたい人」に、まずおすすめしたい本といえば、『新装版 全プロセスつき!毎日のおかず』です。

この本、「基本の料理書の決定版!」「最高の実用書!」と称された料理研究家・小田真規子さんの『全プロセスつき!毎日のおかず』の新装版です。

みんなが好きな基本の和・洋・中のメニューから、ごはん、麺、汁、副菜までをたっぷり150品収録。

すべてのプロセスが写真つきて丁寧に解説されているので、食材の切り方、火の通し方、調味料を入れるタイミングなど、見たままに作れば、誰でもおいしく仕上がるようになっています。

さらに、紹介してるレシピには、献立のヒントとして一緒に食卓に並べたい副菜の提案も! 巻末には知っているようで知らない、食材の切り方、魚介の下ごしらえ、調理用語までわかりやすい解説つき。正直、ここまで丁寧で、至れり尽くせりな本は、ほかにはないのではないでしょうか!

今日は、この本の中から、根菜が美味しいこれからの季節にぜひ作っていただきたい、ぶり大根のレシピをご紹介します。

ぶり大根

煮る時間は短いのに、味が〝じんわり〟
大根を焼き付けているから香ばしさとコクがひときわ!

【材料(4人分)】

ぶり....4切れ(500 ~ 600g)
大根.......... 1本(800g)
砂糖................大さじ2
............... 1/3
..................大さじ1
..................1カップ
サラダ油............大さじ1

【作り方】

下準備

大根は1.5 ~2cm厚さの輪切りにする。

ぶりはそれぞれ2~3つに切り分け、ざるにのせてたっぷりと熱湯をまわしかける。これで臭みが抜ける。

ボウルに砂糖、しょうゆ、酒を合わせて混ぜ、調味液を作っておく。

焼き付ける

フライパンにサラダ油を熱し、強火で大根を焼き つける。こんがりと焼き 色がついたら、裏返して 同様に焼く。トングを使うと作業がやりやすい。

味付け

両面にいい焼き色がついたら、合わせておいた調味液をまわしかける。

トングで大根を裏返し、調味料をよくからめる。

煮る

大根の表面が茶色くなり、いい照りが出てきたら、分量の水を注いで中火で煮る。

煮立ったらアクを取り除き、ぶりを加える。

水でぬらしたキッチンペーパーをかぶせ、ふたをずらしてのせたら、弱火で20分煮る。

煮汁が底のほうに少し残るくらいになり、大根がやわらかくなったらできあがり。


【Q &A】ぶりのあらを使うときも作り方は同じ?

あらはいいだしが出るし、安く手に入ることが多いので利用したいもの。作り方は同じですが、下ごしらえにひと手間必要です。熱湯をかけたら一度水につけ、血の汚れなどをていねいに取り除いて、最後に流水で洗います。

 

photo:木村拓(東京料理写真)、野口健志  styling:中村和子

『新装版 全プロセスつき!毎日のおかず』(主婦と生活社)


定価:1760円(税込)
いつものおうちごはん、もっともっとおいしく作れるようになりますよ!お料理初心者さんでも、失敗せずに作れるように、全ての工程を写真付きで丁寧に解説。食材の切り方、火の通し方、調味料を入れるタイミングなど、見たまま作れば、見違えるほどおいしく仕上がります。みんなが好きな基本の和・洋・中のメニューから、ごはん、麺、汁、副菜までをたっぷり150品。さらに、知っているようで知らない、食材の切り方、魚介の下ごしらえ、調理用語まで、わかりやすい解説集つき。この1冊で、誰でもたちまち料理上手になれます。
「基本の料理書の決定版!」「最高の実用書!」と称された『全プロセスつき!毎日のおかず』の新装版。※中身は同じですので、ご注意ください。

 

Profile

小田真規子

MAKIKO ODA

料理研究家・栄養士・フードディレクター。スタジオナッツ 主宰

料理関連雑誌、テレビの料理番組などで活躍するほか、食品会社や調理家電メーカーのメニューアドバイザーを歴任。簡単でおいしく、健康に配慮しただれでも上手に作れる丁寧なレシピに定評がある。明るい人柄にファンも多い。著書に『The 基本200』(オレンジページ)、『料理のきほん練習帳』(高橋書店)などがある。
Instagram:studionutsnuts

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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