第3回 「発酵の力!いつでも寄り添ってくれるパワーごはん、おみそ汁のこと。」
こんにちは、料理家の榎本美沙と申します。
こちらでは、発酵についていろいろとお話しさせていただいています。
前回のエッセイでは”ひと晩発酵みそ”について、おからみそのレシピとともに、お話しさせていただきました。
新刊『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』を手に取ってくださった皆さま、そして、おからみその生配信をご覧いただいた皆さま、ありがとうございました!
アーカイブはinstagram「主婦と生活社の料理の本」とYouTube「榎本美沙の季節料理」にアップされているので、ご覧になりやすい方で、よろしければご覧くださいね!
今回はおみそ汁について少し書かせていただけたらと思います。
以前のエッセイでも書かせていただきましたが、個人的におみそ汁が大好きです。
わが家ではほぼ毎食おみそ汁。和食の日はもちろんなのですが、洋食の日でも、ミートソースの隣にはトマトのおみそ汁にがあったり(少しオリーブオイルをたらします)、ハンバーグの横にも玉ねぎのおみそ汁があったり、おみそ汁は欠かせない存在です。
胃が疲れた時も、なんだか具合が悪い日にも、とりあえず、おみそ汁。梅干しを少し入れたりすると、元気が出てきます。
今回の新刊『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』でも、おみそ汁レシピをたっぷりご紹介しています。
塩分控えめ、甘みのあるおみそなので、ほっこりと体が温まります。
まず最初に試してみて欲しいのが、玉ねぎやにんじんなど甘味のある食材。甘みが調和して、癒される味わいです。
本の中では、「玉ねぎとにんじんのしょうがみそ汁」をご紹介しています。
あとは根菜とも相性抜群、この時期美味しい栄養も満点の「たっぷり根菜の豚汁」もおすすめです。ぜひたっぷり作って、しみしみなお野菜を翌日も味わって欲しいです。
それから、上にも少し書いた洋風のおみそ汁もいくつかご紹介しています。
この時期は「かぼちゃのみそポタージュ」などいかがでしょうか?
「あ〜ほっとする」と声が出てしまう美味しさです…!
今回は「長ねぎと厚揚げのみそ汁」をご紹介します。
大きく切ったねぎの甘みがひと晩発酵みそと相性抜群です。ぜひお試しくださいね!
長ねぎと厚揚げのみそ汁
大きめに切った長ねぎは長めに煮て、やわらかに。
みそと厚揚げで、大豆の栄養をダブルで取り入れます。
材料(2 人分)
長ねぎ(2.5㎝幅に切る)… 1 本
厚揚げ(細長く半分に切ってから、1㎝幅に切る)… 1/2 枚(75g)
だし汁… 2 カップ
ひと晩発酵みそ… 大さじ3
作り方
1 鍋にだし汁を中火で煮立て、長ねぎ、厚揚げを入れてふたをし、5 ~ 6 分煮る。弱火にし、みそを溶き入れる。
次回の榎本美沙の発酵だよりは、11月27日(土曜日)に更新します。お楽しみに!
◆世界一簡単で画期的なみそ作りの本です。
炊飯器で保温をして作ることで、酵素が働きやすくなり、一般的には半年以上かかる発酵が、なんと、たった” ひと晩” で、できあがります!
カビなどの心配もなく、はじめてみそを作ってみたい方や、仕込んですぐに食べたい方、失敗せずに作りたい方にもぴったり。
米麹をたっぷり使って作る、“ ひと晩発酵みそ” は、やわらかな甘みでほっとする味わいも魅力です。みそ汁はもちろん、和食だけでなく、洋食やおやつにと活用でき、うまみをアップしたり、お肉をやわらかくしたりと、おいしさの面でもワンランクアップさせてくれます。
さらに、塩分5%と控えめなので、お料理にたっぷりと使えて、一般的なみそよりも、簡単に栄養豊富な発酵食が作れます。免疫力を上げたり、腸の働きを整えたり、老化を防止したり、たまった疲労を回復させたりと、驚きの健康効果も必見です。
Profile
榎本美沙
料理家 /発酵マイスター
会社勤務の傍ら、夫婦で一緒に料理を作るレシピ紹介サイト「ふたりごはん」を開設。その後、調理師学校を卒業し独立。発酵食品、旬の野菜を使ったシンプルな料理が人気で、テレビ、雑誌や書籍、WEBへのレシピ提供、イベント出演などを行う。著書に『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』(主婦と生活社)、『ジッパー袋でかんたん季節の保存食』(家の光協会)、『野菜の「べんり漬け」』(主婦の友社)がある。
- オンライン料理教室:「榎本美沙の料理教室ー発酵と季節料理ー」
- Instagram:@misa_enomoto
- Youtube:「榎本美沙の季節料理」
- Twitter:@misa_enomoto
- HP:「ふたりごはん」
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