第25回 『眠れぬ夜はケーキを焼いて２』について

こんにちは。OyOyの佐藤です。
今回ご紹介するレシピ本は、午後さんの『眠れぬ夜はケーキを焼いて2』(KADOKAWA)。
レシピ本、というかマンガなのです。レシピも載ってるマンガ。

昼夜逆転した生活が常のオオカミ(午後)さんが、夜な夜なお菓子を作る様子が描かれています。
いわゆる「普通」の生活がおくれずに、葛藤や挫折感の中で、お菓子が焼き上がる香りや焼き色がついていく様子に安堵するオオカミさん。その様子を見守るかのように寄り添う夜の闇や猫。

私が爆睡している深夜や明け方に、オオカミさんはお菓子を焼いて、その時間を生きているんだなぁと思うと少し切ないような、優しい気持ちになります。
ずっと手元（枕元？）においておきたい本。私は眠れないことがなく、いつでもどこでも眠れる人なのですが、必要な本なのです。

バナナケーキ、レアチーズケーキ、ホットケーキ、ジャム、クッキーなど、話の間にちゃんとレシピも載っているので、もし眠れないことがあった時には、頼りになると良いなと思っています。

第８回の料理レシピ本大賞のコミック賞を受賞作の待望の2巻め。
心に残るエッセイでもあり、ずっと読んであたいなぁ、と思える本です。

午後さんの世界にはまってしまった1巻め

京都は、朝晩が冷え込むようになり紅葉がきれいです。

← 【京都「本と野菜OyOyから」連載記事はこちらにも】