ナンプラー×厚揚げ&切り干し大根の組み合わせが斬新!〜夏井景子さんの「厚揚げのナンプラー煮」のレシピ

きょうの夕ごはん
2022.03.04


いよいよ3月に入りました。春の足音が近づいてきていますが、まだまだ寒い日が続きますね。体調に気をつけて、毎日元気に過ごしたいものですね。

さて、今日は料理家・夏井景子さんのお料理教室についてご紹介させてください。
東京・二子玉川で開いている夏井さんのお料理教室、実は私も数年前から参加させていただいていて、最初の出会いは、とある料理家さんから「料理がとてもおいしい女性がいる。ぜひ紹介したい!」と、お話をいただいていたのがきっかけでした。

ネットでこっそりその方について調べてみると、とてもかわいらしいホームページが見つかりました。それがこちらの写真。


ふんわりしたやさしいお料理の写真、手描きのかわいらしい文字! 年甲斐もなく目をハートにして「この方に会ってみたい!!」と、主宰されている料理教室に申し込もうとしたのですが…。超人気で全く予約できず。。
夜に予約がスタートし、翌朝気づいた時にはもう満席。それを何か月も繰り返してがっくりしていた時、インスタで「キャンセルが出ました」のお知らせが! すぐに連絡してなんとかすべりこみセーフ、ようやく初対面となったのです。

初めてお会いする夏井さんは、思っていた通りのとてもかわいらしい女性(しかも小柄…私も背が小さいので、小柄な方に会うと、やはりぐっと距離感が縮まります…)。
お料理はどれも野菜をたっぷり使った(これ大事ですね)、それでいて白いごはんがすすむ家庭料理で、その中に夏井さんらしいヒネリが必ずきいていて「お!こんな味つけが!!」と毎回驚きが。「帰ったら今夜またすぐ作ろう」と思うものばかりで、本当においしいんです〜。

そしてなにより、他のお教室にない大きな特徴は、レシピがすべて夏井さんの手描きであること。ホームページで見たあのかわいい描き文字が並んだレシピは、なんだか読むだけでもとてもおいしそうで、「これ作ってみよう!」と感じさせる特別な力があります。料理上手なお友達にとっておきのレシピをおすそ分けしてもらう…そんな楽しさがある気がします。


こちらが実際の夏井さんの手描き文字。かわいくないですか〜?(『“メモみたいなレシピ”で作る家庭料理のレシピ帖』より)

そうこうして通うこと数年、夏井さんのこの手作り感あふれるお教室をそのまま本にしたい!と、作らせていただいたのが『“メモみたいなレシピ”で作る家庭料理のレシピ帖』。私がお教室で実際に習って大感激したおかずも、たくさん掲載されています。本当はもっともっとあるのですが、泣く泣く入れられなかったレシピも数知れず…(涙)。


その中から、厚揚げと切り干し大根でこんなに新しい味が!!と、感動したおかずがこちらです。甘くない厚揚げと切り干し大根が新鮮! ぜひ白いごはんをたっぷりご用意して作ってみてくださいね。

厚揚げのナンプラー煮


【材料(4人分)】
厚揚げ…1枚
切り干し大根(水で戻し、3cm幅に切る)…15g
しめじ(石づきを落とし、ほぐす)…1/2パック
しょうが(みじん切り)…1/3かけ
にんにく(みじんぎり)…1/2かけ
・酒、みりん、ナンプラー…各大さじ1
 ・しょうゆ…小さじ1
 ・ 切り干し大根の戻し汁…150ml
大葉(粗めのみじん切り)…5枚
サラダ油…適量

【作り方】
1  厚揚げは沸騰したお湯に入れ、1分ゆでてざるに上げる。粗熱がとれたら横半分に切り、1cm幅に切る。
2  鍋にサラダ油を入れ、しょうがとにんにくを加えて火にかけ、香りが出てきたら切り干し大根、しめじ、厚揚げを加えてさっと炒める。
3  Aを加え、落としぶたをして強火にし、沸いたら弱火で10〜15分水分がほとんどなくなるまで煮含める。
4  大葉を加えて混ぜる。

 

夏井景子さんのレシピはこちらにも】    

 

photo:衛藤キヨコ styling:夏井景子

『“メモみたいなレシピ”で作る家庭料理のレシピ帖』(主婦と生活社)


定価:1485円(税込)
「帰ったその日に、またすぐ作りたくなるくらいおいしい!」「内緒にしておきたい料理教室」と生徒さんから絶賛されている、料理家・夏井景子さんの料理教室の人気レシピを集めたレシピ集。「豆腐と根菜のつくね」「人参と豆苗のコチュジャン白和え」「ベトナム風卵焼き」「辛味噌の煮込みハンバーグ」「切り干し大根とツナのちらし寿司」「トマトクリームのロールキャベツ」などなど、家庭料理にちょっぴりヒネリを加えた目新しいレシピが魅力。レシピはすべて夏井さんによる手描き、イラストつきで、そのかわいらしさからもファンが急増中です。

 

Profile

夏井景子

KEIKO NATSUI

1983年新潟生まれ。板前の父、料理好きの母の影響で、幼い頃からお菓子作りに興味を持つ。製菓専門学校を卒業後、ベーカリー、カフェで働き、原宿にあった『Annon cook』でバターや卵を使わない料理とお菓子作りをこなす。2014年から東京・二子玉川の自宅で、季節の野菜を使った少人数制の家庭料理の料理教室を主宰。著書に『“メモみたいなレシピ”で作る家庭料理のレシピ帖』、『あえ麺100』『ホーローバットで作るバターを使わないお菓子』(ともに共著/すべて主婦と生活社)など。
http://natsuikeiko.com   Instagram: natsuikeiko

 

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