【年末特集】2021年に発売した本をぜ〜んぶふり返ってみます！その２

今年もあとわずかですね。編集Uも2021年に担当させていただいた本をふりかえりながら、ご紹介します！

01.『暮らしが変わる！家に帰ってスグおいしいホットクックごはん』堤人美／著　定価:1540円（税込）

鍋に材料と調味料を入れて、スイッチを押すだけ。あとは、火加減も具材のかき混ぜも、すべて鍋まかせという、大人気の自動調理鍋ホットクックのレシピ本です。特にこの本は、予約調理に特化。朝、セットすれば、そのまま出かけてしまっても、帰宅する時間には、熱々のおいしいおかずが待っていてくれます。著者は、煮込みといえば絶対にこの方と絶大な信頼を寄せる堤人美さん。ほとんどのレシピがメイン食材２つで作れてしまうので、買い物や下ごしらえまで、本当にラクチンなのです。この本とホットクックがなければ、2021年の仕事と育児の両立は無理でした。。私にとっては救世主とも言える１冊です。

02.『「自家製酵母」で作るワンランク上の食パン、バゲット、カンパーニュ』太田幸子／著　定価:1650円（税込）

予約の取れない人気パン教室「Atelier Le Bonheur」の太田幸子さんによる「自家製酵母」でとびきりおいしいパンが焼けるようになる本です。『自家製酵母で作るワンランク上のハード系パン』、『自家製酵母で作るワンランク上のスイーツ系パン』に新規レシピを加え、再編集・書籍化したものですが、再掲載したレシピも全て、太田先生が材料や作り方を一から見直してくださり、さらにおいしく作れるようにパワーアップした内容になっています。しゅわしゅわと元気に発酵してくれるレーズンエキスやプクプク膨らむ元種は、作る工程やかかる時間すら愛おしく、自家製酵母の面白さを教えてくれた１冊です。カバーにもなった湯種食パンのおいしさは、一度食べたら忘れられません！

03.『白飯サラダ』今井亮／著　定価:1485円（税込）

コロナでおうちごはんを作る機会が圧倒的に増えた今年。健康には気をつけたいから、野菜をたくさん食べたいけれど、毎日のごはん作りに疲れ果ててしまい、気力的にはもうサラダぐらいしか作れない。でも、サラダじゃごはんは進まないし……。という、悶々した気持ちを今井亮さんに吹き飛ばしてもらった１冊です。どれも、身近な野菜をザクザク切って、パパっと作れるのに、白飯が進みまくるものばかり。わが家では「温玉とろろしらすサラダ」や「えびマヨとレタスのサラダ」、そして、レンチンで作れてしまう「ささ身となすの山椒ナンプラーサラダ」が定番メニューになっています。

◎制作中のひとコマ◎

実は『白飯サラダ』のカバーは、最後の最後まで２パターンあり、悩みに悩んだのです。今見ても、やっぱりどちらも素敵。

04.『新装版　全プロセスつき！毎日のおかず』小田真規子／著　定価:1760円（税込）

「基本の料理書の決定版!」「最高の実用書!」と称された『全プロセスつき!毎日のおかず』の新装版です。著者は、定番料理の女王・小田真規子先生。みんなが好きな基本の和・洋・中のメニューから、ごはん、麺、汁、副菜までをたっぷり150品が掲載されているだけでなく、さらに、知っているようで知らない、食材の切り方、魚介の下ごしらえ、調理用語まで、わかりやすい解説集つき。正直、最近の新刊で、こんなに内容が詰まった本、見たことありません！　全ての工程が写真付きで、食材の切り方や火の通し方、調味料を入れるタイミングなど、見たまま作れば、見違えるほど美味しく仕上がります。とりあえず一家に一冊、持っておいて損はない本です。

05.『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』榎本美沙／著　定価:1540円（税込）

著者は、発酵マイスターでもあり、料理家の榎本美沙さん。通常半年以上かかるみその発酵が、炊飯器を利用することでたったひと晩で出来上がってしまうという、驚きのみそ作りを提案した本です。カビなどの心配もなく、５%という超減塩で、お料理にたっぷりと使えるのも嬉しいポイント。しかも、腸内環境を整えたり、免疫力を高めるなどの栄養も豊富と、いいことづくし。なんといってもうま味とやさしい甘みがあり、そのままでもどんどん食べたくなってしまうほどのおいしさなのです。NHKの「あさイチ」でも取り上げられ、注文が殺到。緊急重版をかけても、在庫が切れてしまうという嬉しい悲鳴をあげてしまった一冊です。

◎撮影中のひとコマ◎

撮影後にふるまってくださった、榎本さんの自家製甘酒のパンナコッタ。上に乗っているのはスイカのグラニテ。撮影準備だけでも大変なのに、こんなに素敵なお菓子まで…と榎本さんの優しさに感動してしまいました。

06.『忙しい人ほど楽になる！圧力鍋の生涯作り続けたいレシピ100』石原洋子／著　定価:1650円（税込）

圧力鍋を使い続けて40年以上という、石原洋子先生の決定版レシピをたっぷり100品掲載させていただいた本です。圧力鍋を持ってはいたのですが、実家に置き去りにしていた私。改めて、石原先生のレシピで圧力鍋のおかずを作ってみると、その威力に毎回びっくり‼︎ もう、ものすごく早く、しかもおいしく作れるのです‼︎ カバーにもなった肉じゃがなんて、加圧たった３分ですよ！ なのに、しっかり味がしみて、それでいて素材のおいしさも引き立てられているのです。毎日のごはん作りをなんとか時間をかけず、かんたんに作りたい。でも、おいしさも諦めたくない！！　という私のような方に全力でおすすめします。おかげでしまいこんでいた圧力鍋も、毎日フルで活躍できるようになりました！

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今年は、本のレシピや料理家さんたちの魅力を、少しでも多くの方にお届けしたく、こちらの別室料理とお菓子のサイトだけでなく、インスタグラム@ryourinohonのライブも積極的に配信させていただきました。慣れない中でも、たくさんの方にあたたかく視聴していただけたこと、とても嬉しく思っております！　本当にありがとうございました。　
来年も、より楽しく、さらにおいしいお料理やお菓子の本をみなさんにお届けできるように、必死のパッチで頑張ります！　どうぞよろしくお願いいたします。