第9回 新春のご挨拶と、2022年の抱負。

『FOOD&COMPANY』のふゆだより
2022.01.04

あけましておめでとうございます。FOOD&COMPANYの盛岡絢子です。みなさま、今年のお正月はいかがお過ごしですか。東京の三ヶ日は雲ひとつない快晴に冷たいながらも凛とした空気で、新春を清々しい気持ちでお迎えの方も多いのではないでしょうか。私個人としては、今年は東京の自宅でお雑煮や日本酒をいただきながら新年の抱負を考えたり、とのんびりと過ごすことができました。

この連載も残すところ、今回を含めてあと2回。FOOD&COMPANYとしても個人としても連載をもたせていただくことは初めての試みだったため、拙文で読みづらい部分もあったかと思うのですが、ここまでお読みいただけたことをとても嬉しく思います。残りわずかではありますが、どうぞお付き合いください。

 

さて、今回もお正月のおいしいものをご紹介…ではなく、新年ということで、私たちFOOD&COMPANYの取り組みをご紹介したいなと思います。

連載第1回にもありますが、FOOD&COMPANYは現在学芸大学店に加え、JR新宿駅構内にあるNEWoMan新宿エキナカ店、藤沢市辻堂にある湘南T-SITE店の3店舗にて、日々生産者さんから届く野菜や果物、作り手さんから届くグローサリーアイテム(加工品や調味料、飲料、お菓子などの食材)を販売しています。

販売しているアイテムは、おいしいことはもちろん、安心してお召し上がりいただけるよう生産者さんや作り手さんが試行錯誤を繰り返してつくった、品質が確かなものばかり。それと同時に、産地から食卓までのプロセスにおける負担を軽減することを目指して作られた食材でもあります。生産者さん、加工業者を含む作り手さん、輸送業者さん、販売業者さん、そして食べ手の私たち。食に関わるみんなとそれを取り巻く環境がすり減ることなく、気持ちよく生活できるサステイナブルな未来。お店のショッパーにも「GOOD FOOD, HEALTHY PLANET.」という言葉をのせているのですが、私たちは日々の食事の積み重ねこそがそんな気持ちの良い未来につながっていくと信じています。

そんな未来を目指して、昨年はいくつもの取り組みを行ってきました。今回はその中から2つをご紹介します。

ひとつめが、SDGsについての社内勉強会。FOOD&COMPANYでは作り手さんによる商品勉強会を頻繁に行っていますが、普段の業務の枠を超えいち生活者としてスタッフみんなで取り組む勉強会は初めてでした。

全3回に分けて実施した勉強会のテーマは「SDGsとは?を学び、私たちにできることを考えよう」。ソーシャルWEBマガジンを運営するgreenz.jpの共同代表である植原正太郎さんを講師にお招きして、社内スタッフ向けの勉強会を開催しました。初回は気候変動を含め世の中で起こっていることを学び、第2回では食材を販売する側として自分たちにできることとは?を考えました。そして、第3回は日本のゴミ流通やリサイクルの現実を学ぶべく、オンラインコミュニティ「ゴミの学校」を主宰する寺井正幸さんをお招きして、授業とディスカッションを行っていただきました。

食材の野菜を包むプラスチック袋の使用量を減らしたい、輸送の際の梱包材の使用量を減らしたい、使用電力を見直したい。ディスカッションでは、なるべく環境に負荷がかからないようにするために販売する側である私たちに何ができるのか、様々な意見があがりました。特に、野菜を包むプラスチック袋についてはこれまでも使用量を減らすよう努めてきたのですが、いまだにゼロにはできていません。このプラスチック袋は、もともと乾燥などによる食材の痛みを防ぐためのもの。使用しない場合、特に生き物である野菜たちは痛みが早いのでフードロスが増えてしまう可能性もあります。 廃棄されてしまう”ゴミ”を減らすためには、袋の素材の見直しやリサイクル/リユース、野菜の仕入れ量の見直しなど、可能な限り多角的に捉えてできることから実践していく必要があります。

この勉強会を通して感じたのは、私たちの目指すサステナブルな未来への道筋に正解はないということ。生産プロセスでの環境負荷やフードロスなど食が抱える課題はたくさんありますが、要素が複雑に絡み合っているからこそ極端になりすぎないよう、広く深く学びを得ながら、日々の生活でより良い選択を積み重ねていくことが大切なのだと実感しました。この勉強会は、今後は社内だけでなくオープンな学びと実践の場として、続けていけたらと思っています。

ふたつめは、新宿店でのコンポスト作り。主に店内で販売しているテイクアウトコーヒーの抽出後の豆を用いて、コンポスト作りに挑戦しました。開始当初は LFCコンポストの家庭用コンポストキットを用いてスタートしましたが、現在では大きなダンボール箱で行うまでに本格化。できた堆肥はLFCさんに送ったり(※)、NEWoMan新宿の屋上菜園で使用したりしています。2022年は、学大店や湘南店でもコンポストを実践できたら。そして、いつかは自分たちの畑をもってそこで活用できたらいいなあ、と思っています。

※ LFCさんでは完成した堆肥をお送りすると、LFCさんの畑で使用してその後収穫した野菜を届けてくださるという循環の仕組みがあります。とても素敵ですよね!LFCさんがつくる家庭用コンポストキットは、特別な基材とケースにより匂いがでにくく虫もつきにくいのが特徴です。FOOD&COMPANYのスタッフも活用させていただいていてとてもおすすめなので、ぜひチェックしてみてください。

この2つの他にも、食材の仕入れ量/頻度/ルートの見直しや梱包資材の再利用など、様々な取り組みに挑戦してきました。2022年も模索しながら、またいろいろな方と協力しながら、よりよい選択を積み重ねていけたらと思います。そして、みなさまと一緒に楽しみながら実践できたら、とても嬉しく思います。

 

今回は、新年ということで、新年の抱負を兼ねてFOOD&COMPANYの取り組みを一部ご紹介させていただきました。次回はいよいよ最終回、内容はお楽しみに。

それでは、2022年がみなさまにとって実り豊かな一年となりますよう願いを込めて。本年も、FOOD&COMPANYをどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 


FOOD&COMPANY / WINTER FAIR 2021

2021.11.15 mon. - 2022.1.9 sun.

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次回の更新は、1月10日(月)です。どうぞお楽しみに!

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