第3回お正月を盛り上げる枡の和モダン花飾り!和洋折衷*「余った黒豆煮で作る抹茶のパウンドケーキ」レシピ付き
こんにちは、花業界のライターをしている岩田紫苑です。
クリスマスからお正月へ、西洋から和の文化に街中が目まぐるしく移り変わるこの時期は、日本独特の雰囲気がありますよね。
今月は、散歩好きの息子のおかげで、商業施設内のあちこちに飾られたクリスマスツリーに気付き、賑やかで楽しい気分を味わうことができました。
ツリーに吊るされている、オーナメントを見つけては、顔を近づけて一生懸命に覗き込む息子…
一体、何をしているのかなと確認すると、オーナメントに映り込んだ自分の顔をチェックしているご様子!
思わず吹き出して笑ってしまったのですが(笑)
こどもの視点って面白いですね。
さて、第3回は、木箱や枡を使った花の飾り方をご紹介します。
クリスマスが終わると、大掃除や年賀状の作成、おせち料理作り…バタバタと過ごしているうちに、あっという間に年始を迎えてしまうはず。
年明け、鮮やかなおせち料理やお年賀のお供に、ぴったりの器が木箱や枡です。
枡は、鏡開きの際に、昔使用したそうで、お正月の風物詩として、また縁起物として親しまれています。
これらを花瓶代わりに使用することで、一気に高級感のある雰囲気に仕上げられます。
100円ショップなどで購入することができますので、1つ常備しておくと便利です。
下に敷いた黒い台は、おせちを入れるお重の蓋です。
敷物として活用することで、枡や木箱が際立ちますよ!
木箱に飾るのは、こちらのお花。
・なずな(ぺんぺん草)
・ジニア
・トルコキキョウ
・千日紅
今回は使用していませんが、ピンポンマムやスプレーマムなどの菊も高貴なお花として、縁起を担ぐお正月のお花におすすめです。
1:花材を短く切りそろえる
すべての花材を、10センチ弱の長さに小さく切ります。
2:水を入れた小瓶を枡のなかへ
木箱に、水を注いだ小瓶をしのばせます。
小瓶は、お土産でいただいた、小さなジャム瓶を使用しました。
3:枡の角に花をかける
枡の角の部分に、お花の顔が向くように、飾ります。
枡の縁にお花をひっかけるようにして飾るのが、ポイントです!
4:グリーンで奥行を出す
お花の後ろや左右に、グリーンを足して、奥行きをつくり完成です!
ちなみに、こちらの木箱は数年前、手土産でもらった海苔せんべいが入っていた器。
ぬくもりを感じられる箱だったので、何か別の用途で使えないかな?と思っていたところ、小瓶をしのばせれば花瓶になることをひらめき、それ以来毎年、この時期に重宝している器です。
食卓に並べたのは、友人作の抹茶のパウンドケーキ。お菓子とパン作りが大好きな方で、いつも美味しいものをおすそ分けしてもらっています。
「おせち作りで、たくさん黒豆を煮過ぎてしまっても、ケーキの生地に練り込ませると、またひと味違って、美味しく味わえるよ♪」と黒豆煮のリメイク方法を伝授してもらいました。
作り方はこちらです。
黒豆と抹茶のパウンドケーキ
パウンド型1本分(80×175×H60mmを使用)
【材料】
無塩バター100g
粉糖 100g
塩 少々
全卵 卵黄1つ+全卵で合計100g
薄力粉 100g
ベーキングパウダー 小さじ1/4
抹茶 8g
牛乳 小さじ2
黒豆煮 お好きな量(今回は135g)
【作り方】
① 泡だて器(またはハンドミキサー)を使って、常温に戻したバターをほぐし、塩を加える。
② ①に粉糖と溶き卵を加えて混ぜ合わせる。
③ ゴムベラを使って、あらかじめふるっておいた粉類(薄力粉とベーキングパウダー)と抹茶を混ぜる。
生地に粉が少し残っているところに、牛乳も加える。
③ 型にオーブンシートを敷いて、生地→汁切りした黒豆煮→生地の順に流し込む。
④ オーブンを200℃で予熱、180℃にして45分焼けば出来上がり♪
エッジの美しい焼き上がりにもつながります。
枡に入れたお花を引き立て役にして、おもてなしを楽しんでみてはいかがでしょうか。
【岩田紫苑さんの食卓を彩る花あそび②1か月の「アドベント」を植物で楽しむ!食卓が爽やかに香るクリスマスのキャンドルリース作り 】はこちら!
Profile
岩田紫苑
1990年生まれ。母の影響で、幼少期からお花のある暮らしを楽しむ。学生時代、華道部に所属したことがきっかけで、お花に惚れ込む。昨年出産を機に、一般企業を退職し、フリーのライターに転身。花にまつわる執筆や取材、撮影を通して、花業界を盛り上げたい!と奮闘中。
その他の活動:株式会社RIN フラワーサイクリスト
オンラインコミュニティ「花と緑の社会実験室soe!」運営
「森を守るクリスマスリースプロジェクト」参画
Instagram:shiooont
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