『耳を澄ませば』~おしゃれ暦vol.13~葉月
『ナチュリラ』本誌でも、季節ごとのリアルクローズとそのおしゃれな着こなし方を提案してくださっている人気セレクトショップ「アナベル」。店主の伊佐さんによる、季節のおしゃれエッセイ、第13回目です。梅雨明け→立秋、なのに猛暑というめまぐるしい今年の夏。暑さをしのぎながら季節を先取り、ほんのり秋風を感じさせる素敵な装いとは……?
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photo:川本浩太 text:伊佐洋平 model:伊佐奈々
早いもので、立秋を過ぎました。
今頃から立冬になる11月上旬までを「秋」と呼びます。
実際の天候と比較して、お洋服屋さんの店頭や暦が
最もずれていると感じるのがこの季節。
当然、おしゃれの難易度も上がります。
まずは、暑さをしのぎながらも色合いで秋を感じさせる。
グレイッシュな秋色のパンツはリネン素材。
あずき色のブラウスは、涼やかさと秋の訪れを同時に感じさせる。
そんな日は、麦わら帽子をお休みして、日傘を差そう。
少し「和」を感じさせるスタイリング。
晩夏初秋にしっくりくる。
カバンから扇子を取り出して、、
ちょっと木陰でひと休み。
同じシャツの色違い。
今度は、小物で印象を変えてみよう。
日よけの帽子に、真夏を感じる麻のカバン。
ひんやり心地いい水晶のブレスレット。
シャツは第二ボタンまで開けてみる。
グレーの麻のズボンにサンダル履いて、、
どこから見ても真夏の装いに。
全く同じ服装で、小物に変化をつけてみる。
帽子をとって、革靴を履く。
靴下はまだカバーソックスが活躍する。
シャツの釦は上まで締めてみる。
ブレスレットはゴールドに。
モノトーンなスタイリングに良く似合う。
アブラゼミにツクツクボウシが勝る頃。
それは明らかに秋の訪れの合図です。
耳を澄ませて、季節を感じてみてください。
ブラウス(あずき色、白):Honnete 各¥23,000+tax
パンツ(ネイビー):evam eva ¥26,000+tax
パンツ(グレー):15(jyugo)¥22,000+tax
日傘:tutaee ¥13,000 + tax
扇子:森田 千晶 ¥10,000 + tax
帽子:mature ha. ¥18,500 + tax
シューズ(リボンつきパテント):私物
シューズ(レースアップ):R.U. ¥46,000 + tax
サンダル:ARCOPEDICO ¥7,300 + tax
カバン(レザー):テハマナ ¥26,000 + tax
カバン(白黒):ヨハンナ・グリクセン ¥25,000 + tax
カバン(麻の柄):maison Bengal ¥7,000 + tax
ブレスレット(水晶):yasuhide ono ¥26,000 + tax
ブレスレット(ゴールド):vali(ワリ) 私物
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