雨の日を美しく彩る「フォックス・アンブレラズ」の傘

“おしゃれの名脇役”に会いに行く!
2021.05.10

名作と呼ばれる映画には、必ずといっていいほど実力派の脇役が存在するもの。それは、おしゃれも一緒です。一見何げないのに、実は丹念にこだわって作られたアイテムたちは、主役を引き立てるための十分な腕前を持ち合わせています。この連載では、そんな“おしゃれの名脇役”にスポットライトを当て、王道のものから隠れた逸品まで、幅広くリポートしていきます。



先週発表された、奄美・沖縄地方の梅雨入り。どうしても外出するのが億劫になりがちな時期ですが、1本の傘が、そんな気分を吹き飛ばしてくれるかもしれません。


「フォックス・アンブレラズ」“レディス WL4 ワンギー”傘¥35,200、レインコート¥46,200
※商品の価格は2021年5月現在のもので、表示は税込みです。

 

そう、違いのわかるおしゃれな大人の所有率が高い、「フォックス・アンブレラズ」の傘です。1868年にイギリス・ロンドンで創業して以来、ロイヤルファミリーや著名人に愛されたことでも有名。傘を開いている時はもちろん、雨が止んで閉じた時も……

凛とした上品なシルエットが、なんとも美しいではありませんか。待ち合わせや信号待ちのなにげない姿も……


「フォックス・アンブレラズ」レインブーツ¥15,400

 

まるで洒落たステッキでひと休みしているかのよう。「この細長くてちょうどいい長さが、スマートな女性らしさへと誘ってくれます」と語るのは、身をもって実証してくださったプレス・マーケティングの小林リアンさん。「キリッと細く巻けるのは、胴ネームバンドがゴム製だからなんです」

ギュッとフィットするから、生地が擦れていたんでしまう、ということも最小限にとどめることができるのだそう。
サイズは2種類。全長は変わらず、ハンドルの長さによって大きさが変わってきます。

生地をピンと張りながら露先に縫い付ける作業は、職人さんの熟練技の賜物。
「この張りは、見た目の美しさだけではなく、心地よい雨音も奏でてくれます」
オリエンタルムードを醸す“ワンギー”と呼ばれているバンブーのハンドルやタッセルも、素敵な要素。
「ワンギーは、使い続けていくうちに色濃くなり、肌なじみもよくなっていきます」
由緒正しいブランドらしい奥ゆかしさは、ロゴのありかにも。
どこにあるか探してみると……ありました、受骨に!

色も、そっと服に寄り添ってくれるものばかり。

「フォックス・アンブレラズ」の傘を20本以上所有している営業の真崎進平さんに、その個性について伺ってみると「持つと、背すじが伸びます」との答えが。続けて「汎用性の高さも魅力です」とも。
「ドレスコードがあるきちんとした場ではもちろん、デニムのようなカジュアルな装いでもワンランク上のスタイルに仕上げてくれるのがうれしいですね」

イギリスの自社工場で、職人さんたちがていねいに手がけていることを知ると、より愛着感や大切に使いたい気持ちが高まります。

リペアをすれば、一生付き合っていけるのが「フォックス・アンブレラズ」の傘。雨の日を気分よく過ごせる相棒として上質な傘を取り入れた時が、大人の階段をまた一歩のぼる時なのかもしれません。

 

photo:花田 梢 text:三宅桃子

 

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グリニッジ ショールーム(フォックス・アンブレラズ)

TEL:03-5774-1662
公式サイト:http://greenwich-showroom.com/brand/fox_umbrellas

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