どれも、一点物。1800年代後半のアンティークフレンチリネンドレス
~「monbus」よりvol.12 ~
フレンチアンティークリネンのドレス。しっかり厚みのあるリネン生地で、100年以上の歴史を感じる風合いです。
アンティークのドレスは全てが一人一人に向けて作られた一点物です。
その生地は「ホームスパンリネン」と言って、それぞれのお家で生地から織り上げます。生まれてくる子供への初めてのドレスから、日常着、嫁入りに持っていく物まで、その一つ一つが丁寧に思いを込めて作られています。風合いもそれぞれで、全く同じ物はありません。
生地に無駄が出ない様にカットされ、とても細かな刺繍やギャザー、長い直線縫いも全てが手作業。その仕事は、ため息が出るほど丁寧で美しい仕上がりです。
ミシン等の機械が発展している現代では想像できないほど時間が掛かる作業ですが、当時はそれが当たり前に日々の生活の一部として行われていたのでしょうね。現代にはないその時間や空気感が感じられ、大切に着ていきたいお洋服です。
袖口にもポツポツと玉刺繍が施されています。とても手間のかかる、無くても着るのには困らない刺繍だけれど、娘を思う母親の気持ちを感じる手仕事です。
機械とは違い、真っ直ぐに縫っていくのも技術が必要。もしかすると、それが一番難しい所なのかもしれません。よく見ると歪みもあったりしますが、手仕事ならではのぬくもりが感じられ、しっかりと丁寧に縫われているので美しく仕上がっています。
もちろん、器用不器用とか作る人の性格もあって、そこが選ぶ上で楽しい所でもあります。そんな特別な一着、ぜひお手に取って質感を感じてもらいたいお洋服です。
(スタッフ・ラリカ)
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長野県松本市大手2-2-26
TEL:0263-88-2932
営業時間:11:00~19:00
定休日:水曜
https://monbus-life.com/
Instagram「@monbus_life」
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