合わせるだけでスタイルが決まる! 「TIDI DAY AND AUGUST (ティディ デイ アンド オーガスト)」のバッグ
名作と呼ばれる映画には、必ずといっていいほど実力派の脇役が存在するもの。それは、おしゃれも一緒です。一見何げないのに、実は丹念にこだわって作られたアイテムたちは、主役を引き立てるための十分な腕前を持ち合わせています。この連載では、そんな“おしゃれの名脇役”にスポットライトを当て、王道のものから隠れた逸品まで、幅広くリポートしていきます。
AUGUST showroomが、tidy design(整ったデザイン)をコンセプトにしたバッグレーベル「tidi day(ティディ デイ)」とタッグを組み、2017年にスタートさせたブランドが「TIDI DAY AND AUGUST(ティディ デイ アンド オーガスト)」。セレクトショップでは、そのミニマルな佇まいで、ひと際目を引く存在です。
今回ご紹介するのは、2021年秋冬に初お目見えしたクリーンかつスマートなレザーバッグ。好評だったため、2シーズン目が決まったのだそう!
「TIDI DAY AND AUGUST 」キューブスモールショルダーバッグ[H11.5×W16.5×D10㎝]¥33,000
※商品の価格は2022年1月現在のもので、表示は税込みです。
「『TIDI DAY AND AUGUST』は、AUGUSTショールームが扱う上質でコンテンポラリーなウェアに合わせた時、スタイルが決まるようデザインしています」と語るのは、デザイナーの方。聞けば、学生時代は工業デザインを専攻していたそうですが、「形が変えられない硬いものにデメリットを感じ、形が変わるものを作りたいと思い、やわらかい革や布を使ったバッグのデザインを始めました」と、転身の理由が実に独創的。「内ポケットの荷物の出し入れをしやすくするための仕様が、外側のフォルムに反映されています」と、機能からデザインが生まれている点もユニークです。
黒のワンピースをまとった企画・PR担当の方に斜め掛けしていただくと、装いにメリハリや奥行きが生まれ、“スタイルが決まる”の意味がわかります。
「コーディネートをクールでシックなイメージにしてくれる幾何形態と、手軽さの基本である手のひらサイズにこだわりました」
ふわりとしたフォルムを演出する素材は、ウレタンスポンジが入ったパデッドレザー。細めのショルダーでも、肩に食い込みにくいのが嬉しいところ。
ファスナーは、スタイリッシュなマットブラックを採用。ファスナーテープを見せないデザインや、開閉しやすいよう内縫いが施されているのも高ポイント。
「レザーよりラフに持てる布バッグもおすすめです」と教えてくださったのは、企画・PRご担当の方。パラフィン加工が施されたハリのあるウェザークロスは、もむと紙袋のような凹凸ができ、独特のニュアンスが楽しめるのが魅力。
「TIDI DAY AND AUGUST」パラフィンウェザー3WAYトートバッグ[H40×W54㎝×D27㎝]¥24,200
この鮮やかなブルーに惹かれた取材班。早速長い持ち手を肩がけして鏡を見ると、しっくりとおさまりがいいサイズ感や絶妙な長さのショルダーに感激! 自分のワードローブを思い浮かべ、アレにもコレにも合いそうとワクワクが止まりませんでした。長いショルダーを両肩にかけて背負うとリュックサックにもなります。
カジュアル、モード、きれいめなど、幅広い装いのおしゃれを決めてくれるバッグは、大活躍間違いなしです!
photo:花田 梢 text:三宅桃子
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