おしゃれの問診票
こんばんは、編集部の大塚です。感染拡大で落ち着かない毎日ですが、お出かけできないぶん、休日を利用して少しずつ新年早々の断捨離をしています。
そんなとき、役に立ったのが「おしゃれの問診票」。発売中の『ナチュリラ』冬号vol.56の大特集はこのアンケートを元に取材と撮影をしたのですが、自分でも試しにやってみたところ、着こなしのマンネリ解消法と今の私のワードローブの要・不要が見えてきたのです。
たとえば、冬の必需品であるニット。ベーシックカラーのハイゲージニットは長らく私の定番ではあったのですが、どれも若いころに買ったものだったので、ウエストがほんのりくびれていたりするタイト&フィットのシルエット。もちろん、私が年を重ねて“育った”というのもあると思いますが…(涙)。今、着てみるとあちこちの肉を拾うのはもちろんのこと、ちょっと昔風。上質な定番のはずだから!と、これまで幾多の断捨離をくぐり抜けてきましたが、もうさすがに…と「あまりのピタピタ、くびれありシルエット」についてはサヨナラすることにしました。いつかもっと年をとって今度は体が小さくなっても、さすがにウエストシェイプシルエットは着ないだろうよ、と断腸の思いで。
代わりにこの冬、活躍しているのがほどよいサイズ感のふんわりきれい色ニット。オーバーサイズは若い子にまかせるとしても、このほどよいゆとりはアラフィフの私が着ても流行を追いすぎてる感がなく品よく決まります。冬号の「ダンスコ」とまいにちの撮影で東京・代々木の「アバヌ」さんにお邪魔したときに一目惚れしたものです。この頃は少し感染も落ち着いていて、お買い物したい熱がマックスだったなぁ。「アバヌ」さんは小さな店内にさまざまな国の素敵なものが所狭しと並んでいて、さながら宝探しのようでした。撮影後、「ダンスコ」ディレクターの博子さんと私がスパークしすぎて、カメラマンのなりちゃんは先に帰っちゃったっけ(笑)。ふわふわのモヘアとやわらかいピンク色で、着るだけでたちまち気分が上がるお気に入りの一枚となりました。
みなさんも、新しい年の初めにワードローブとおしゃれを見つめ直す作業をしてみてはいかがでしょうか? 『ナチュリラ』冬号vol.56では、おしゃれさんたちの問診票の回答も公開しています。ぜひそちらもご覧になってみてくださいね。
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