歳を取ってからの美しいメイクって? vol.2
大人になったら、着たい服
2016.11.01
「若いころからずっと同じメイク。年齢に合わせてどう変えればいいの?」
ヘアメイクアップアーティスト・大谷亮治さんに、大人のナチュラルメイクのコツを教えていただきました。
ファンデーションは、ごく薄く。年齢を隠そうとして厚塗りをすると、シワが深く見え、逆に不自然になります。チークもリップも肌の色をよく見せる程度に。ただし、大谷さんが「ここだけは手を抜かないで」というのは、ビューラーとマスカラ使いです。
「アイシャドウは塗らなくても、ビューラーでまつげをきちんと上げてマスカラで仕上げれば、目元がくっきりします。ナチュラルメイクでも老け顔になりません」
大谷さんが提案するのは、アンチエイジング的メイクではありませんでした。年齢を受け入れ、自分の「今」をポジティブにとらえること。自分との向き合い方を変えることが、年齢を上手に生かすメイクの第一歩なのかもしれません。
photo:中川正子 text:一田憲子
『大人になったら、着たい服 2016春夏』より抜粋
Profile
大谷亮治
Ryoji Otani
理容専門学校を卒業後、ヘアメイクのアシスタントを経て独立。ニューヨークに3年間滞在し経験を積む。帰国後は、さまざまな広告、雑誌などで活躍。その人らしさを引き出すメイクに定評がある。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。