春夏は1枚で、秋冬はインナーとして! 「スローン」のTシャツ

“おしゃれの名脇役”に会いに行く!
2022.07.06

名作と呼ばれる映画には、必ずといっていいほど実力派の脇役が存在するもの。それは、おしゃれも一緒です。一見何げないのに、実は丹念にこだわって作られたアイテムたちは、主役を引き立てるための十分な腕前を持ち合わせています。この連載では、そんな“おしゃれの名脇役”にスポットライトを当て、王道のものから隠れた逸品まで、幅広くリポートしていきます。



日本各地、過去最短で梅雨が明け、夏真っ盛りの今、ワードローブとして欠かせないのがTシャツ。年を重ね、今まで着ていたものがしっくりこなくなってきたから新調したい、と考えている方も多いのではないでしょうか? 今回ご紹介する「スローン」のTシャツ類は、そんなあなたにもぴったり!


「スローン」60/2 コットン天竺 UV ノースリーブ\8,580、Tシャツ¥9,680、ロングスリーブTシャツ\11,550
※商品の価格は2022年7月現在のもので、表示は税込みです。

 

2018年春夏から展開しているこちらは、ご覧のとおり、流行に左右されないスタンダードなルックス。でも、こだわりは満載なんです。ディレクターの小峰明彦さんに、まずは美しい素材の秘訣について教えていただきました。
「素材は、60番手の双糸を使ったハイグレードな超長綿。糸の段階と生地になった段階それぞれでシルケット加工を施して、ほのかな光沢となめらかな肌ざわりを実現させました。さらに、UVカット機能もあるので、紫外線対策や気になる黄ばみ汚れも抑えてくれます」

「袖口や裾は、少し長めの折り返し幅にして、下着っぽく見えないようにしました」

裏側には、長くきれいに着るための工夫が。
「首まわりを伸びにくくするために、肩から首にかけてテープ処理をするタコバインダーを施しています」


ブランドタグは、やわらかくてさらさらとした肌ざわり。
「肌当たりがいい素材を使って、ストレスなく着られることも心がけています」
ブランド名が目立たない白なのは?
「黒や色ものにすると、表地に響いてしまうので、白Tシャツに関しては白でブランド名を表記しています」

「こまかいところまで行き届いているのですね……」とうなずいていたところ、ちょうどこのTシャツを着用したスタッフ・川原裕子さんが通りかかったので撮らせていただきました。立体感のある袖も、無駄のない見頃のシルエットも、抜群にいいですね!


「このTシャツは、2年前に購入して以来、何十回も洗濯していますがよれないんですよ。ベーシックなクルーネックニットやスウェットのインナーとしても使えるように計算されて作られているので、オールシーズン着ています」
インナーとしても使えるように計算されているというのは?

「首元や裾からインナーがちらっと見えると、こなれた着こなしになりますよね。このTシャツは、「『スローン』のニットを重ね着したとき、ほどよくのぞくTシャツがあるといいよね」という声から誕生したので、ちら見せインナーとしても活躍してくれるんです」と小峰さん。その感じもぜひ拝見したいです!


「Tシャツとニットは、どちらも『スローン』のサイズ2のものです」
なるほど、サイズを合わせると、よりだらしなく見えず、大人ならではの絶妙なバランスになるのですね!

“自分たちが着ていて、心地良よいものを作りたい”という気持ちからスタートして6年目を迎えた「スローン」。ニットが強いブランドらしい発想のTシャツ類は、まさに大人カジュアルの名脇役になってくれます!


photo:花田 梢 text:三宅桃子

 

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スローン

TEL:03-6521-2603
公式サイト:https://www.sloane.jp/

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