マニアックなこだわりが満載「ゼットディーエー」のスニーカー
名作と呼ばれる映画には、必ずといっていいほど実力派の脇役が存在するもの。それは、おしゃれも一緒です。一見何げないのに、実は丹念にこだわって作られたアイテムたちは、主役を引き立てるための十分な腕前を持ち合わせています。この連載では、そんな“おしゃれの名脇役”にスポットライトを当て、王道のものから隠れた逸品まで、幅広くリポートしていきます。
ここ数年続いているスニーカーブームは、大人カジュアルの要として、そして人によっては通勤のお供として定着しつつあります。メジャーなスポーツブランドも好きだけど、ひと味違うタイプも取り入れてみたい、そんな方におすすめしたいのがこちら!

「ゼットディーエー」“マラソン 2200FSL”スニーカー各¥27,280
※商品の価格は2022年9月現在のもので、表示は税込みです。
まだチェコスロバキアだった時代のパルチザンスケという小さな町で生産されていた「ゼットディーエー」の“マラソン”というモデルです。
「スロバキアにあるミリタリーシューズ工場の社長から『ここでこんなスニーカーを作っていたんだよ』と見せていただいたのが『ゼットディーエー』でした。見たことも聞いたこともないブランドだけど、デザインも履き心地もよかったのでいろいろ伺ってみたら、流通していたのは1950~1980年代と短く、しかも東ヨーロッパのみ。当時製造していた機械が残っているということも聞き、復活させることを決めました」と語るのは、商品開発チームの方。現在も、その工場にある昔ながらの機械とハンドメイドで、ていねいに作られています。
“マラソン”というモデルどおり、当時の長距離選手が履いていたそうで、かかとの外側にはMarathonのプリントが!
「ブランド名でもメッセージでもないところが、不器用でダサいいですよね(笑)」
東ヨーロッパで流通していた当時では画期的だったEVAソールを採用することで、軽量、弾力、耐久性に優れたスニーカーを実現。足を入れてまず感じたのは、やわらかな心地よさ。歩いてみると、今までになかった独特な感覚。ふわふわとした軽やかな浮遊感がありつつ、地面はきちんととらえているので、結果とても歩きやすい! その秘訣は、アウトソールにありました。
「形状が違う2種類のアウトソールのうち、内側が凹んでいて、外側が少し突き出ているため、接地面が少ないんです。それが、独特のふわふわ感につながっています」
内側は、通気性のいいメッシュ素材に。
ナイロンにレザーやスウェードを組み合わせた大人っぽい上質感が漂うのも嬉しいところ。
「イタリアのビッグカンパニーの革を使用しています」
そして、商品開発の方のアツい気持ちが込められているのがシューレース。
「チェコにある創業200年以上の老舗シューレースファクトリー『オデトカ』に発注しています。幅は、少し細めの6ミリで、スッキリとクラシカルな雰囲気に。コットン100%にこだわっているのは、伸びたりゆるんだりしにくく、結んだ時の締まりがいいから。この細さや素材のよさに共感してくださる方も多いので、単品販売もしています」

「オデトカ」コットンスニーカーシューレース 110cm、150cm各¥770
カラーバリエは、ベーシックカラーを中心に10色も。手持ちのスニーカーをつけ替えてもいい感じ!
履き心地のいいクラシックなスニーカーは、デニム、チノパン、ワンピースなど幅広いアイテムと好相性。人に話したくなるマニアックさで、魅力倍増です!
photo:花田 梢 text:三宅桃子
TEL:03-6434-7418
公式サイト:http://eye-found.com/category/products/zda
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