プレーンなワンピースに、個性的なパンツを重ねてみたら

おしゃれさんコーディネート
2023.02.26

こんにちは。「ソコノワ」スタッフの高橋です。

さて、担当する今月の週刊連載も本日でおしまいです。あっという間ですね。これまでの記事を読んで、「こんなコーディネート、考えもしなかった!」という発見があったり、「そういえばこの組み合わせって、意外と見かけるし、テッパンなんだな」などと再認識してもらえたらうれしいです。

今月最後のテーマは、「プレーンなワンピースに、個性的なパンツを重ねてみたら」。

私はワンピースを一枚で着ることはほとんどなく、いつもパンツと合わせます。特に冬~春先は寒いので、おしゃれを楽しみつつ、ちゃっかりぬくぬくと防寒してるんです。この、「ワンピース+パンツ」の組み合わせは、”よくする派”と、”全然しない派”と、二極化するのではないでしょうか? どちらにしても、今回のお話が新しいコーディネートを試してみるキッカケになりますように。

<白ワンピース+“見せる”インナーパンツ>

一枚で主役級の存在感! のワンピース。ですが、白いアイテムは“透け”が気になりますよね……。そこで、インナーパンツで透けを解消します。 


写真のようにウエストから足元に向かってボリュームが出るワンピースなので、あえてそのボリュームに負けないよう、プリーツが入った主役級のパンツを合わせました。足首よりも短めの丈を選んで、軽さを出しています。パンツが長すぎると、コーディネートの重心が下に引っ張られて、少し重たい印象になってしまいます。春なので、軽快な気分でいたいですよね。


腰元のレザー紐は、軽く結ぶだけでも腰高に見える魔法がかかって、脚長効果も。風をつかんで、空気が通すような布の動きがあって……。どことなくエキゾチックな雰囲気を味わえるコーディネートです。

「Vlas Blomme(ヴラスブラム)」 Medium Linen ベルト付きワンピース「SUSURI(ススリ)」フルッターパンツ「HARUTA(ハルタ)」 スポックシューズ

<梅色のワンピースコート+柄パンツ>

二つ目は、梅色のロングワンピースコート。一つ目に続いて、春らしさ全開! この季節ならではのコーディネートが楽しめますね。

パンツは、ワンピースの色合いに馴染む、優しい色合いのグラフィック柄。手に取ってみると「パンツ全体にエッジの効いた柄なんて、着られるはずがない……」と感じる方も多いでしょう。私も「さすがに総柄はちょっと……」と思っていましたが、着てみると意外とすぐに慣れて、今では無地のベージュのように感じるようにもなってきました(笑)。この不思議な体験、ぜひみなさまにも体感してもらいたいものです!

ワンピースとパンツは異素材同士ですが、お互いに色味を合わせることで、コーディネートにもまとまりが生まれていませんか。

足元をスニーカーに変えればまた違った印象となり、面白いコーディネートになりそうです。

そうそう、このワンピースのようにウエスト部分にリボンなどがあるアイテムは、あえて“片方だけ”を絞ってみるのもおすすめ。全体のシルエットがスッキリしますよ。お腹周りに自信の無い方は、ぜひベルトの新たな扱い方にチャレンジしてみてくださいね。

「SUSURI 」バスカーコート、 「semoh(セモー)」Graphic Pin Tuck Easy Trouser "MOTTY" 「HARUTA」スポックシューズ 


<ロングシャツワンピース+カラーデニム>

最後は、「シャツ×デニム」という王道の組み合わせを「ソコノワ」風に。めちゃくちゃロング丈のシャツをワンピースとして捉えてみると、コーディネートのアイディアが浮かんできます。このスモーキーなブラウンカラーには、ブルーではなくパープルのワイドデニムという合わせ方が新鮮。

このようにキリッとしたコーディネートには、かわいらしいバッグを合わせるのが私は好きです。今回はバッグをマスタードカラーにして、ポイントに。このコーディネートもスニーカーでカジュアルダウンしてみるのもいいですね。

このロングシャツは、ボタンを上まで締めてスッキリ見せるパターンと……、


コートのように前を開けるパターンの2種類。

前を開ける時は、インナーのアイテムをパンツにインすると、全身のバランスが取りやすいです。インをするのが苦手な方は、ジャストサイズのインナーを選んでみてください。


軽さを出すため、袖を無造作にくるくるっとして、手首を見せて抜け感を。定番の”シャツ×デニム”スタイルも素材やカタチ、色で変化をつけながらコーディネートすると、また新たな視点が生まれておもしろいですね。

「semoh」Nylon Long Shirt「M53. (エムゴーサン)」 BUS STOP PANTS「HARUTA」スポックシューズ「R&D.M.co(オールドマンズテーラー)」 COTTAGE FLOWER STRING BAG

 

今月の記事だけでも、いくつものコーディネートをご紹介しました。

実は、普段から洋服を扱っている私たちでも、はじめから脳内に完璧なコーディネートがイメージされるなんてことは全くありません。普段の生活でも、今回のような撮影でも「あーでもないこーでもない」と、とにかくたくさんのアイテム同士を組み合わせてみます。そうすると、「これは合わないな」とか「これはいいね」がどんどん積み重なって、いいコーディネートになっていって……。そんな過程もとってもおもしろい時間です。

みなさんも、まずはぜひ、自分のワードローブを見直してみて、なにか“テーマ”に沿ってコーディネートを組むことを楽しんでみてください! さらに服や靴、バッグなど、アイテムがひとつ増えると、組み合わせが倍増して、普段のコーディネートは格段に活性化されるはずです。一着一着の機能を重視したミニマムなクローゼットもいいですが、ほどよく豊かな量があり、組み合わせを楽しめるクローゼットのほうが私はやっぱり好きだし、みなさまにもおすすめしたいです。

では、また5月にお会いしましょう。
それまでもいっしょにおしゃれを楽しんでいましょうね。

 

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