難題の白シャツ&デニムは「ヤエカ」のチュニックシャツで
こんにちは、高知のセレクトショップ「ANOUCK(アヌーク)」の森 厚乃です。
春といえば白いシャツ、白いシャツといえば春……ということで、4月の「おしゃれさんコーディネート」は今回から3週にかけて、タイプの違う「ヤエカ」の白いシャツと、その着こなしについてご紹介していきたいと思います。
まずはチュニック丈の白いシャツ。こちらは先週、商店街の買い物のとき。中に着ていたコーディネートです(この上にフードアノラックを羽織っていました)。
合わせたのは、「チマラ」のダメージデニム。白いシャツとデニム、こんな当たり前の、普通の組み合わせでおしゃれさんに見えたら、おしゃれさん免許、一発合格という感じですね。がしかし、いまだ仮免もままならず、長年の難題の一つです。
チュニックシャツは、私が店を始めた頃には一大トレンドでした。もっとラブリーなデザインのチュニックに、レギンス(あっ、レギパンというのもありました)や、細身のデニムをロールアップして合わせたりするのが定番でした。
あれから幾歳月、あらためて考えるとファッションは時代と共に移り変わるものだと、つくづく思います。ベーシックアイテムのシャツやデニムも例外ではなくて、むしろ一番トレンドを反映しているのかもしれません。
そうそう、ヒップハングやブーツカットデニムなんかもありましたね。いけないいけない、昔話が多いと若い人に煙たがれます(笑)。
「アヌーク」では2008年から取り扱っている「ヤエカ」。こちらのブランドは、一つ一つのアイテムでデザインを大きく変えずに、素材を変えながら作り続けています。ただ、少しずつ、一見すると気づかない部分のマイナーチェンジを繰り返しています。
取り扱いをスタートした年に、「ヤエカ」のちょっと変わったデザインのプルオーバーシャツを仕入れたのですが、正直いうとこの時は全く売れなかったので、自分で買ったという問題児シャツでした(笑)。それが今では、着ていると店頭でもよくお客様にほめられる一枚になっています。
15年前の服ですが、一昔前の古くささを感じない。それはトレンドの方向には目を向けず、自分たちの信じるシャツを、デニムを、作り続ける姿勢の結果なのだと思います。
話の流れに全く関係なく手に持っているのは、高知の土佐文担です。この大きさですから皮をむくのが面倒、というわけで、スーパーでは「ムッキーちゃん」という皮剥き器が一緒に売られていたりします。
来週は、少し可愛いタイプの白いシャツをご紹介する予定です。お楽しみに。
YAECA WRITE BUTTON SHIRT STAND COLLAR LONG/white
Chimala デニム
hair&photo:藤岡ちせ(APARTMENT 102.)
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