「JOHNSTONS OF ELGIN」のカシミアストール

おしゃれさんコーディネート
2017.01.15

巻き物のおしゃれ1 (板倉直子さんのかしこい衣服計画 vol.1)

 

仕事柄、毎シーズンたくさんの服や小物を見ています。でも、やみくもにアイテムを増やせばおしゃれになれるかというと、実はそんなことはありません。服の数を増やすより、本当に自分を輝かせてくれる1着を選び出す。そのほうが、着られない服に囲まれて過ごすより、ずっとおしゃれの近道だと思います。ですから、私がディレクターを務める店「ダジャ」でも、一人ひとりのお客様に本当に合う1着をご提案したいと考えています。

もうひとつ、私が日々のコーディネートで大切にしているのは「季節感」。季節感を取り入れるための「もの」は色だったり、素材だったり。そして首元や足元の細部だったりします。

今年はシーズンごとのお便りのように「季節のおしゃれ」をお伝えしながら、かしこくおしゃれを楽しむ、私なりの方法をご紹介します。

 

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1回目にご紹介するのは「JOHNSTONS OF ELGIN(ジョンストンズ オブ エルガン)」の赤のカシミアストール。
一年で一番寒いこの時期は、ウールのコートやパンツの出番。
洋服の色目もダークなチャコールやネイビー、ブラックが多くなる頃。
そんな時にパッと目を引く真っ赤なカシミアのストールを取り入れてみる。

 

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上質なカシミアならではのふんわりとした優しい暖かさ。

 

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寒い日は肩をすっぽりと覆ってポンチョのように。

 

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赤いストールでコーディネートの印象がぐっと変わる。
冬はストール一枚の為にあえてコーディネートを引き算するのもおすすめ。

 

 

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滑らかな手触りのカシミアストールは、顔の周りに小さく巻いても程よいボリューム。
小顔に見える嬉しい効果と、顔色を明るく元気に見せてくれる赤い色。

 

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春にはボーダーとデニムを合わせ、爽やかなトリコロール配色に。
まだ寒い春先にはボーダーTシャツのインに白いロンTを重ねて。

 

「JOHNSTONS OF ELGIN」のカシミアストールはとても上質でしなやかな風合い。
ひとたび纏うとこのカシミアの優しい暖かさは手放せなくなります。
お値段は決してお安くはありませんが、一生付き合える一枚です。

 

・・・

お手入れの方法

表示はドライマークですが、正しい洗濯方法だと水洗いも可能です。私は目の細かいネットに折りたたんで入れ、「THE LAUNDRESS」のウールカシミアシャンプーを使い、洗濯機のデリケートコースで洗っています。水を通すことにより、カシミア本来のふんわりした柔らかさが出てきます。憧れのカシミアストールですが、自分でお手入れができますので、普段にこそ使っていただきたいアイテムです。

 

カシミアストール 「JOHNSTONS OF ELGIN」 ¥62,000+tax

 ウールコート 「HARROW TOWN STORES」¥39,500+tax

ボーダーT 「Le minor」 ¥12,000+tax
(Size3(メンズサイズ着用)、size1,2はレディスサイズで¥11,000+tax)

 白ロンT 「FABRIQUE en planete terre」 ¥5,900+tax

 ジーンズ 「RESOLUTE #713」¥21,000+tax
(着用は色落ちサンプル、商品はワンウオッシュになります)

Daja(ダジャ)
島根県松江市学園南2-12-5 HOYOパークサイドビル1F

http://allo-daja.com
10:30~19:30
定休日:火曜日

Profile

板倉直子

NAOKO ITAKURA

島根県松江市のセレクトショップ「Daja」ディレクター。トラディショナルをベースに自分らしい着こなしを提案している。著書に『大人のための かしこい衣服計画』(主婦と生活社)。この連載では、1月、4月、7月、10月の毎週日曜日に登場予定。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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