お守りのような、存在感のあるジュエリーたち

こんにちは。静岡県浜松市のセレクトショップ「Deife（デイフェ）」の神宮寺です。
４日間特集、最終日はジュエリーにフォーカスしてお届けします。

年々、着こなしは引き算を意識してシンプルになってきましたが、ジュエリーは、以前よりも少し足している感じです。肌の質感の変化とともに光を欲しているんでしょうか？　着こなしの最後の仕上げ。気分を上げたり、お守りのような存在だったりもします。

「Deife（デイフェ）」では、６つのブランドや作家さんのジュエリーをお取り扱いしております。今回は、その中から現在メインでお取り扱いがあり、この特集内で使用したものにフォーカスしてご紹介いたします。（ほぼ私物です）
存在感はありつつ、シンプルなデザインなので、比較的何にでも馴染むため、スタイリングによって特別変えたりしていませんが、バランスを見ながらほんの少しだけ変えています。

ほとんどが以前からお取りお使いのあるものばかりですが、一部新入荷のものもあります。

まずは「Jona（ジョナ）」、新入荷の“ awa necklace 60” から。

短めにつけて、残りのチェーンを前に。

華奢な輪っかを、泡に見立てて連鎖したネックレスです。こちらは60cmタイプ。結んだり解いたりが自由に楽しめるチェーンは、好きなところで結んだり、チェーンの留め具の場所を変えたりと、長さもさまざまに楽しめます。
オリジナルの荒らし槌を使って、パーツひとつひとつ叩いてテクスチャーをつけたチェーンは、無機質なチェーンとは違って少ししっとりとしつつ、ラフな雰囲気が素敵です。

「こんなの欲しかった！」
私もですが、お客様からも同様のお声が続々です。

くるっと回して後ろに垂らすのも素敵です。

シャツの時は中に入れて隙間からチラッと見える感じもおすすめです。右手の人差し指のリングとピアスも「Jona（ジョナ）」。こちらは湾曲した指輪をトップのモチーフにた“yubiwa”シリーズです。

永い時間の流れをジュエリーの中で表現している「Jona（ジョナ）」。発掘された宝飾品のような存在感のあるジュエリーは、身に着けることで表情が変化していく、その時間の流れを楽しんでいただければとの思いで制作されています。モチーフは自然や植物が多く、人物や言葉、素材の触感や響きからもイメージを膨らませています。

“awa necklace 90” を２連に巻き、残りのチェーンはトップスの中へ。このロングタイプを２連につけるのがお気に入りで、普段にもよくこのバージョンでつけています。華奢なので重さが気にならないところも◎。

縦ラインの存在感が美しいピアスは「muimaur（ムイマール）」の“stick ピアス” 。「muimaur（ムイマール）」のジュエリーはさりげなさと儚さがとても素敵。特別出かける用事がない日でも少しスイッチを入れたい、そんな時にも気軽につけられるアイテムもあります。とても好評で、気がつくと売れてなくなっています。

“awa necklace 90 ”をロングにして先を結んでいます。初め結んだ時、本当に解けるのかドキドキしましたが、ちゃんと解けました。もう何度も結んでいますが大丈夫です。シンプルなワンピースにも合わせたいネックレス、色々と妄想中です。

今回、バングルは「neutral（ニュートラル）」のバングル「成長と出会いのかたち」と「Jona（ジョナ）」の「dot bangle」です。

「neutral（ニュートラル）」のジュエリーは『アートピースを身に纏うように』をテーマに、手作業で形作られた滑らかな曲線のフォルムを、ひとの身体の曲線と掛け合わせるようデザインされています。美しく輝くスターリングシルバー（SV950）が静かに華やかにスタイリングを仕上げてくれます。デザインベースは自然界にあるものから。そんなところは「Jona（ジョナ）」との共通点で私が惹かれる部分の一つです。

植物が成長時に内包する力のイメージと、外と自身と向き合う事で変化していこうとするエネルギーをかたちにしたといわれる「成長と出会いのかたち」というタイトルのバングル。「neutral（ニュートラル）」は一つ一つにデザイナーの思いやイメージ言葉が添えられていて、それごと身に纏うイメージです。太さはそこまでないのですが存在感は抜群。手元をキリッと引き締めてくれます。

実はこちらのバングル、ジュエリーの中では「Deife（デイフェ）」では初めての高価格。シルバーの分量が多いのでこの価格になるのは当然なのですが、私自身がこのようなものをつけたことがなかったので、価格に慄いてしまい、当初は仕入れる予定はなかったのですが、サンプルを見せていただき、手につけた時にぐっと心を掴まれてしまいました。私には少し早い気がしましたが、当店のお客さまにはイメージが湧き、売れなかったら最終的に自分が買おうと１点のみ恐る恐る仕入れたのですが……。
蓋を開けてみたら、じわじわとですがとても人気で、入荷すると（いつも少量の入荷ですが）すぐになくなってしまい、販売している私たちも驚いています。
少し前に私もついに購入。少し背伸びのお買い物でしたが、すごくパワーをもらえ、もう手放せない感じです。

もう一つ 「neutral（ニュートラル）」から「風のかたちピアス」。

風のかたち
風との衝突　向きが変わり　光は屈折し　物体は舞う

デザイナーの川島さんが紡ぎ出す詩的なかたちの言葉もまた美しい。

真冬、もっとざっくりとしたニットに、このくらいの存在感のピアスも素敵です。
このくらいのボリューム感のあるピアスをつけたのは初めてだったのですが、重くないかな？　と少し心配でした。初めてつけた時は正直少し違和感があったのですが、５分くらいつけていたらすぐに慣れてしまいました。（順応性あるタイプ……！）
素敵さが勝った感じです。

時々お問い合わせいただくこの２連のタイプは私物です。「byoka（ビョーカ）」というブランドのものです。薬指は結婚指輪ではなく、過去に販売していた「JOE SCHMOE（ジョウシュモウ）」。たまたまこの指にピッタリときてしまいました。

こちらは「Jona（ジョナ）」の“ wa ear cuff 17mm”。whiteとgoldを重ねてつけています。こちらは25mmタイプもあり、大小でつけるのも人気です。私も本日その組み合わせでつけています。画像は17mm ２つと別のピアスをつけていますが、大小でつける場合はイヤカフのみでつけています。反対側は気分で何かしらバランスを見てピアスをつけることも多いです。左右で違うアシンメトリーな付け方も気に入っています。（画像がなくてすみません）

最後は「muimaur（ムイマール）」の新作。“n-toneピアス”。横からの線のラインが美しいです。

“awa necklace 60 ”チラリ。

よく見るとランダムに刻印が施されています。さりげないこだわりが素敵。

日々緩やかに変化していく気持ちや気分。今はシルバーもののお取り扱いが多いですが、素敵な出会いがあればまたゴールドのものもセレクトしていきたいなと思っています。

撮影時、外は猛暑の為、ほとんどお店での撮影でしたが、２年前に移転した新店舗は、撮影もしやすいようにとつくったお店なのでとてもスムーズに進みました。こちらのサイトで初めて記事を書かせていただいたのが、2019年。その年の8月は高校生の息子と二人で炎天下の中、四苦八苦しながら海辺で撮影したのを覚えています。（夫じゃないのがポイント、笑）あれから４年、お店も少しだけ大きくなり、スタッフが二人もいて、撮影もこうしてフォトグラファーの方にお願いできるようになり、オリジナル企画の服まで作れるようになり。なんだかびっくりすることだらけではありますが、夫のお店を手伝い出してから無我夢中で走ってきた約20年。今年はほんの少しだけ息をつけました。

支えてくださる多くのお客様、お取り引きいただくブランドや作家の皆様。スタッフに友人、家族。
そして「暮らしとおしゃれの編集室」の皆様。こちらのサイトに掲載いただいたのは本当に大きな転機となりました。
いつもいつも感謝です。

引き続き走り続けることで皆様に何か恩返しができたらと思います。

長々と最後までご覧いただきありがとうございました！

photo：Kana Kurata

＜スタイリング使用アイテム＞

Jona / awa necklace 60 ¥19,800
Jona / awa necklace 90 ¥28,600
Jona / yubiwa pierces 30mm white ¥20,900
Jona / yubiwa ring 30mm ¥17,600
Jona / dot bangle ¥24,200
Jona / wa ear cuff 17mm white ¥7,040
Jona / wa ear cuff 17mm gold ¥8,140

neutral / 成長と出会いのかたちバングル ¥49,500
neutral / 風のかたちピアス ¥35,200

muimaur / stick ピアス silver950 ¥9,250
muimaur / n-tone ピアス silver950 ¥9,680

その他私物

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