きれいめスタイルに合うエシカル小物「ハインドバッグ」のクロスボディバッグ

“おしゃれの名脇役”に会いに行く!
2023.09.04

名作と呼ばれる映画には、必ずといっていいほど実力派の脇役が存在するもの。それは、おしゃれも一緒です。一見何げないのに、実は丹念にこだわって作られたアイテムたちは、主役を引き立てるための十分な腕前を持ち合わせています。この連載では、そんな“おしゃれの名脇役”にスポットライトを当て、王道のものから隠れた逸品まで、幅広くリポートしていきます。


 

今年の8月、日本初上陸を果たした「ハインドバッグ」。2015年にフランスで誕生したエシカルな小物ブランドです。現在、「マリン フランセーズ」全店舗とオンラインストアで発売されている4種類のバッグの中でも、今っぽい! と評判なのが、2020年にスタートした“バナヌ”シリーズ。バナナの房に似ていることから、フランスではこのタイプのバッグを“バナヌ”と呼ぶのだそう。本国では2年前にヒットし、現在はヨーロッパでも大人気!


「ハインドバッグ」バッグ“バナヌ”各¥7,150
※商品の価格は2023年9月現在のもので、表示は税込みです。

 

「ナイロンではなく、アウトドア感が薄いので、きれいめなスタイルでも浮かないのが魅力。Tシャツにもコートにも合う、オールシーズン活躍してくれるクロスボディバッグです」と語るのは、PRの倉地麻子さん。素材は、プロダクトの生産、流通すべての工程において環境と社会に配慮され、その世界基準をクリアした商品であることを証明するGOTS認定を受けたオーガニックコットンを使用。

ショルダー部分も、シンプルなオーガニックコットンのボンネルテープだから、どんな服とも好相性。
「形くずれしにくいほどよいハリ感で、使い続けていくとアタリが出てきます。ほんのりこなれた風合いに変化していくのも楽しみのひとつです」
手洗いができるという気軽さも高ポイント。「『マリン フランセーズ』では、コートの中で斜めがけして、服になじませるようなスタイルを提案しています」と教えてくれたのは、MDの下館 瞳さん。


「ハインドバッグ」バッグ“バナヌ”¥7,150、「マリン フランセーズ」コート¥41,800、ワンピース¥25,300、タートルネックトップス¥16,500、パンツ¥18,700

 

ダブルファスナーなので開閉しやすく、荷物の出し入れもラクラク。

「内ポケットなどがないシンプルな造りで、その分軽くなっています。荷物がポンポン入れられて、使い勝手もいいです」

“バナヌ”以外にも、同素材のトートバッグやバックパックもスタンバイ。どれも、ベーシックカラーのポイントになってくれそうなカラーリングばかり!


「ハインドバッグ」上:デイパック“サック ア ド”¥9,900、右:トートバッグ“カバ バーチカル”¥9,900、左:“サック ア マン”¥9,350

 

実は、魅力的なバッグの背景にはもうひとつのストーリーが。
「ブランド創業者のピエール・モニエが、インドのデリーを拠点に活動しているNGOと協力して設立したのが『ハインドバッグ』。恵まれない地域の女性の雇用を促進し、利益は、女性のエンパワーメントや子どもたちの教育、栄養失調改善のために使われています。最初は、パッと見の可愛さに惹かれたのですが、この取り組みのお話を伺って、バイイングすることを決定しました」

フランス・パリのセレクトショップでも取り扱いが続々と増えている「ハインドバッグ」。2023年10月25日(水)〜10月30日(月)に開催予定のイベント「大人になったら、着たい服×阪急うめだ本店」の「シュヴァル プラス」コーナーでも購入できるので、気になる方はぜひチェックしてみて。

photo:花⽥ 梢 text:三宅桃子

 

←その他の「“おしゃれの名脇役”に会いに行く!」はこちらから

マリン フランセーズ 代官山

TEL:03-5728-1826
公式サイト:https://lamarinefrancaise.com

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ