「これ売れんかったら欲しいわ〜」と80代の母に言われたフリルブラウスとカンフーパンツ

こんにちは、高知のセレクトショップ「ANOUCK（アヌーク）」の森 厚乃です。

前回までは、カラーでコーディネートを遊んでみました。店頭では、「森さん、あのブルーのワンピース似合ってましたよ！」なんて、お客様から逆に接客されています（笑）。さて今回はいつものベーシックカラーに戻って、パンツをご紹介いたします。

愛知県の尾州を拠点にしているブランド「holk」のカンフーパンツは、ゴムで楽チンでありながらかたちが良く、店頭で試着された方は皆さん気に入っていただいてます。

本来のカンフーパンツほど、裾を絞った感じではなく、ゆるやかに細くなるシルエット。

斜めに織りの畝があるカルゼという生地で、綿素材なのに光沢感と程よい張りがあります。この夏、素麺とご飯というW炭水化物のお昼を続けていたので、太ってしまったという母。今回も撮影してもらった写真を見て、仕切りにお腹を気にしていまして（私も否定しない。笑）、只今おやつを控え中だそうです。

フランスのブランド「Honnete」の、フリルが印象的なブラウスを合わせてみました。うっすらと透け感のある、シルクとコットンの混紡生地です。これから年末にかけて、友人との食事会などにもいいのでは。オーバーサイズのジャケットを羽織れば、甘辛ミックスで素敵になりそうですね。

母も初めは、「こんなブラウス、若い頃にも着たことないねぇ。」と言っていましたが、撮影中に、カメラマン氏にもほめられて、「このブラウス売れんかったら（不吉なことを 笑）、欲しいわ〜」と最後にポツリ。

服好きのDNAは受け継いでいますが、「着たことないけど着てみたい！」というおしゃれに対する熱量の高さには、「負けてるかも……」と思う今日この頃です。

私のほうは、色違いのホワイトのカンフーパンツに、生成り色のスウェットを合わせてみました。

白いパンツは、コートの中から見えると、一気におしゃれさんになるんです。昨年の冬に街で見かけた、ダークなコートに白パンツを合わせたおしゃれな方に目が釘付けになったときから、冬の白パンツ推しになりました。

合わせたのは、アメリカで100年以上の歴史のあるブランド「HealthKnit」のスウェット。私も何年か前に、このブランドのスウェットを購入しましたが、何度となく洗濯をしても、ほとんど購入時のままです。アメリカらしく素っ気ない程のデザインですが、スウェットとかTシャツは素っ気ないくらいのほうが、結局クタクタになるまで着倒せて、部屋着になるまで付き合ってくれます。

次回はいよいよ最終回。気持ちの良い秋晴れの日に、母とカメラマン氏で近所を歩いてみました〜。よろしかったら、のぞきにおいでてください。

母
パンツ holk kang fu pants/black
ブラウス Honnete Pleated Collared Gather Shirt/lt.gray

私
パンツ holk kang fu pants/white
スウェット Healthknit ビンテージループウィールクルーネック/natural

撮影・メイク・ヘアアレンジ：藤岡ちせ（APARTMENT 102.）

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