冬の必需品! 歴史あるインポートニット

おしゃれさんコーディネート
2023.12.31


こんにちは。熊本・南阿蘇「robin ASO」の土持です。1年間、連載を担当させていただきましたが、いよいよ最終回になります。

今回は、私が毎冬頼りにしている「英国&アイルランドのニット」を主役にした着こなしを、3つご紹介したいと思います。

 



#1

発色の良いブルーが目を惹くノルディック柄のニットは、個人的にも古くから付き合いのあるスコットランドの老舗ニットメーカー「John Tulloch」の一枚です。


毎年“冬の定番”としてお取扱いをしています。パンツにもスカートにも合わせやすいのですが、今日は“お出掛けスタイル”として、スカートと合わせてみました。


黒いスカートは「O’NEIL OF DUBLIN」のキルトです。


こちらのニットは、シェットランド諸島で取れる保温性の高い「シェットランドウール」を使用していて、軽くて肌触りが良いのが特徴です。ふんわりとした表情は、植物の「アザミ」のトゲを使って起毛させているそう。


歴史あるシェットランドウールは、耐久性にも優れています。


すっきりとしたクセのないシルエットなので、ノルディック柄のニットを“牧歌的”になることなく着こなせるのも魅力だと思います。

 



#2

続いては、アイルランド最大の老舗ニットメーカーであり、フィッシャーマンズセーターの製造で有名な「aran WOOLLEN MILLS」の、カーディガンを使った着こなしです。


入荷したばかりの「Porter des boutons」の梅春の新作ワンピースと合わせてみました。可憐な雰囲気のワンピースに、歴史そして重量感のあるニットを組み合わせると、新鮮な印象になると思います。


「aran WOOLLEN MILLS」のニットは、羊毛の中でも最高品質の100%メリノウールを使用しています。編み模様に立体感があり肉厚ですが、見た目よりも軽い着心地で、しっかり暖かいです。


アランニットでは珍しいブラック。他にアイボリーと紺の展開があります。


日常着として長年着ても型崩れしにくいですし、ヒップが隠れる丈感は、歳を重ねても愛用できそうです。

 



#3

三つめは、同じく「aran WOOLLEN MILLS」のプルオーバーニットの着こなしです。



クラシカルなニットを、ドロップショルダーの現代的なデザインに落とし込んだ一枚。「Handwerker」の暖かい中綿キルトパンツとコーディネートしてみました。


漁師が仕事をする時に着ていた手編みのニットに由来する、アイルランドのアラン諸島伝統の「アランニット」。寒さから守るだけでなく、その特有の編み模様は、自然や風景、生活をモチーフにし、特別な意味を持っています。


柄には漁師の安全や大漁への願いが込められているそう。


現在、様々なブランドで用いられているアラン模様は、単なるデザインであることが多いですが、「aran WOOLLEN MILLS」は、アラン諸島の伝統を世界に広めたいという思いのもと、機械編みになった現在も、歴史ある編み模様を継承し続けています。

成り立ちやブランドの思いを知ると、より愛着を持って長く着ることができそうです。

 


 

一年間お付き合いいただきまして、ありがとうございました。今回の連載の機会をいただいたことをきっかけに、今後も当店のブログにて、コーディネートに関する記事を投稿していきたいと思います。ご興味ありましたら、ぜひ覗いてみて下さい。

それでは、2024年がみなさまにとって、良い一年になりますように。

 

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#1
KNIT:John Tulloch / Shetland wool pullover(blue)
SKIRT:O’NEIL OF DUBLIN / wool easy quilt skirt(black)
STOLE:Lapuan Kankurit / wool stole(light gray)
BOOTS:POLLINI ※私物

#2
KNIT:aran WOOLLEN MILLS / V neck cardigan(UNISEX-black)
ONE PIECE:Porter des boutons / dot one piece(black)
BOOTS:OFFCINE CREATIVE ※私物

#3
KNIT:aran WOOLLEN MILLS / vented sweater(white)
PANTS:Handwerker / florist trousers(dark gray)
BOOTS:UGG ※私物

着用スタッフ身長:166cm

 

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