香菜子さんのボトムインの着こなし
最近『ナチュリラ』で紹介する着こなしでも見かけるようになってきた「ボトムにイン」。「でも、私はまだインには踏み出せないなー」という人も多いのでは? そこで、モデル・イラストレーターとして活躍する香菜子さんに、イン&前だけインするときに気をつけていること、アウトするほうがいいときの見極めなどをお聞きしてみました。シルエットを変えるだけで素敵になる「インの魔法」、信じてみませんか?
同じ白シャツでも
ボトムによって着こなしを変えるのがコツ
●ロングスカートなら「イン」
最近買ったドロップショルダー&バンドカラーのシャツは、ゆったりシルエット。ギャザースカートと合わせるなら、迷わずインしてメリハリを。抜き襟で、よりやさしい印象に。
●きれいめパンツなら「インしないでアウト」
ネイビーの大人っぽいパンツなら、インせずゆるく着くずすと、こなれた雰囲気に。ショート丈のシャツは、アウトしてもラフになりすぎないのが嬉しい。
●細めのデニム「前だけイン」
シュッとしたラインのボトムのときは、シルエットで遊んでみる。シャツの前をはさんでも、サイドに近い部分をはさんでも。横から見たときのバランスを鏡で忘れずにチェック。
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ここのところ、ボトムインすることが多くなってきた香菜子さん。「少し前までは“ボトムにイン”するなんて、とんでもない! と思っていたけれど、最近は朝、服を着たら、インしたほうがいいか、出したほうがいいか、鏡の前で試すのが当たり前になりました。ボトムとのバランスをみて決めることが多いですね」
インをバランスよく見せるコツは、トップスをボトムにインしたあと少し引き上げるようにして、ふわっとしたシルエットをつくること。このひと手間でウエストがきゅっと細く見えて、おしゃれ感が増すのです。たとえば、ボリュームのあるギャザースカートに、トップスをアウトで着るとボリュームが出すぎてしまうけれど、インするだけでメリハリがついて全体が引き締まります。
さらに最近トライし始めたのは、トップスの裾を少しだけウエストにはさむようにした、“前だけイン”。前はキリリと、後ろはゆるっと、と2つの表情を楽しめます。「ちょっとしたことなのに、たちまちおしゃれ上級者に見えるから嬉しいですよね」
「ナチュリラ」vol.37より photo:加藤新作 text:福山雅美
Profile
香菜子
モデル、イラストレーターとして活躍する傍ら、ホテル備品をイメージしたブランド「ヴィルヘルムス」を準備中。近著の『香菜子さんの服選び』(主婦と生活社刊)も好評。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。