ご夫婦が丁寧に作る「一粒舎」の革のバッグ
~itonowa Life(イトノワ ライフ)より vol.10~
小心者なので、あまり自分から行動はできません。「itonowa Life」のお取り扱い商品も、ありがたいことに今までのご縁がある方々にお願いしておりました。
あるとき大阪からいらしてくださったお客様が、とてもシンプルな革のポシェットと、これまたシンプルな斜めがけのショルダーをされていました。小心者のわりに、お客様とお話しするのは好きで、「ステキなバッグですね」とお声をかけたところ、そのお客様はとても喜んでくださり「一粒舎さんのものなんですよ。ご夫婦で作られていて、このお店にとっても合うと思うので、ぜひ連絡してみてください!」と教えてくださいました。
はじめましての方には、なかなか自分から連絡することできないたちなんですが、このときはドキドキしながらもすぐにメールをしました。そして、何日かあとにご夫妻でお店にきてくださり、その後、私もアトリエにうかがい、お取り扱いできるようになったのです。
商品が命を宿したらこんな人になるんじゃないだろうか、というくらい、バッグの雰囲気そのままのお人柄。丁寧に、真摯に製作されているのと同じく、丁寧に生活をされているやわらかなご夫妻でした。
「一粒舎」のバッグは、使えば使うほど味わいがでます。また革を余すところなく使って仕上げている姿勢もステキ。「もしかしたらシワを気にされる方もいるのでは」と一粒舎さんは心配されていましたが、革にはいっている自然なシワも味わいのひとつになっています。
そのうえ、軽い。革のバッグは、そのもの自体の重さに敬遠される方もいらっしゃると思うのですが、とても軽い。でも、とっても丈夫に丁寧に作ってくださっています。
バッグのほか、私はティッシュケースと名刺入れも、同じ黒で揃えています。使い込むごとに自然の艶がでてくるんです。
ティッシュケースの裏には、カードなどを入れるスペースもあります。ゴールドのスナップボタンが素敵です。
名刺入れの中はこんな感じ。しっかりとしたつくりです。
現在は、製作に10か月~1年。お店にバッグがならぶ期間はとても短いのですが、「itonowa Life」では2年に1度、受注会を行っていただいております。すべてのバッグをご覧いただくことができ、ベルトの長さ、ファスナーの方向、ポケットなど細かなオーダーも受けてくださいます。
今年は、受注会の年。4/21~30に開催します。ヌメ、ブラウン、ダークブラウン、カカオ、カーキ、黒の6色からお選びいただけますので、ぜひ「一粒舎」のバッグをお手にとってご覧いただけたら、と思います。
“ひとがまあるくつながる”雑貨と洋服の店。歩いて1分ほどのところにある姉妹店、カフェ「itonowa」も人気。「今日のひとしな」コラムの執筆は、店主の渋谷有美さん。
※移転。2017年9月30日(土)よりOPEN
<新住所>
東京都台東区松が谷3-7-7 第5サニーハイツ 102
TEL&FAX 03-6231-7775
OPEN 11:00~17:00(木曜定休)
http://itonowalife.com
<現住所>
東京都台東区松が谷2-2-6
TEL:03-6231-7775
営業時間:11:00~17:00
定休日:木曜
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