80代の母がフリルブラウスに合わせたのは……ダボッとしたパンツでした

こんにちは、高知のセレクトショップ「ANOUCK（アヌーク）」の森 厚乃です。昨日からお届けしている4日間特集の「おしゃれさんコーディネート」。2日目は、昨日と同じブラウスを84才の母に着てみてもらいました。

昨年の連載でチョコチョコと顔を出していたときは、服のコーディネートは私が考えていましたが、今回は母に全ておまかせしてみることに！ まず店に来てもらい、お題のブラウスを発表して、あとは合わせるボトムを自分で選んでもらいました。

母が選んだのは、ダボッとしたシルエットの黒いパンツ。とてもいい感じのコーディネートにまとまったと思います。

私よりフリルの可愛さに対して抵抗感がありません。昨年の連載で胸元にフリルがあしらわれたブラウスを着てもらった時には、「なんなら買いたい！」といっていたくらいでした。

持っているのは、あけびのかごバッグです。もう何回行っているか分からないくらい好きな大分の由布院で、かれこれ30年ほど前に買ったものだそうです。30年経って、経年変化はあると思いますが、形は全くそのままです。

そんなわけで、母はとにかく旅行が趣味（といっても国内の温泉地です）。少し前までは、年に何回となく行っていましたが、さすがに80才を過ぎるとペースは落ちています。それでも、これが最後と言いながら（笑）、年に2回は出かけています。

大好きな旅行のためにも、足腰が弱くならないように、ほぼ毎日スーパーまで歩いて買い物に行くのが日課。若い頃から運動は苦手のようでしたが、継続は力なりでしょうか、確かに一緒に旅行へ行っても、私より先を歩くことがあります。

春先には軽く羽織れるものが必要ということで、ジャケットを上に着てみることに。

ユニセックスで、ゆったりとしたサイズ感。ジャケットといっても、裏地のない一重仕立てで軽いので、堅苦しくなく着ることができます。

ショルダー型の財布は、それこそ旅行にも便利ですね。ジャケットの中にしのばせれば、防犯面でも安心です。

さて、最後に母から今回のコーディネートについてコメントをいただきました（笑）。
「フリルのブラウスを着て、ワクワクしながら撮影を楽しみました。カメラマンの藤岡さんが、『お母さん、よく似合う〜！』と言ってくれたのがうれしくて。若い頃、中原淳一デザインのフリルの服を着ていたことを想い出しました。ボトムはいろいろ迷い、黒のダボッとしたパンツを合せてみると意外といいかなーと、自分勝手に思っています」

明日は定番ともいえる、シャンブレーシャツをご紹介いたします。

R&D.M.CO- C/L W.B FRILL COLLAR SHIRT/flax
R&D.M.CO- SHOULDER WALLET/black
エシュペーDOUBLE TUCK WIDE TAPERED PANTS/biack
YAECA 3Bジャケット/kusaki gray

撮影・メイク・ヘアアレンジ：藤岡ちせ（APARTMENT 102.）

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