春は白のトップスから vol.1 唐澤明日香さん 「アトリエペネロープ」主宰
「最近、また白が着たくなったの」そんな声をよく聞くようになりました。シックな色も格好いいけれど、 歳を重ねて、肌の色がちょっとくすんできたら、白のトップスがきっと助けてくれるはず。4人の方の「白のトップス」を拝見しました。
ひとひねりあるディテールが好き
シャリ感のある生地で襟ぐりのカッティングがきれい。後ろの方がやや長く、裾にかけて少しバルーン型になっている。2〜3年前に買った「ジル・サンダー」のもの。
シフォンのようなカットソーや、裾がややバルーン型に膨らんだプルオーバー。唐澤さんが選んだのは、シンプルなだけでなく、ややひねりが効いた2枚でした。これなら、1枚でストンと着るだけでさまになります。透けたり、立体感があったり……。どこかに「空気感」を感じさせるのが、春に着たくなるトップスなのだとか。「温かみのある白より、少しグレイッシュなクールな白が好きですね」。そんなかすかなこだわりが、大人の白の選び方のようです。
シフォン素材の「ジル・サンダー」のカットソーに「コート」のパンツ。バッグは「アトリエペネロープ」の“アンプル”。
『大人になったら、着たい服 2017春夏』より抜粋
photo:枦木功 text:一田憲子
Profile
唐澤明日香
「サザビー」のインテリア事業部勤務を経て、布小物を製作。帆布との出会いでバッグを企画製作する「アトリエペネロープ」を立ち上げる。時を経て味わいを増す帆布を使ったバッグが人気。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。