冬の山暮らしで見つけた着こなし #2

おしゃれさんコーディネート
2025.12.09

こんにちは。熊本・南阿蘇の「robin ASO」の土持加奈子です。4日間連載の2日目です。


西日が射す夕暮れ前の阿蘇

 

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<ウールフランネルのシャツジャケット>

シャツを「羽織り」として使う便利さに気がついたのは、山で暮らすようになってからのこと。ただ、いかにも“アウトドア”という雰囲気は、自分にはしっくりいかない……。


そう思いながら理想形を探していたとき「ASEEDONCLOUD(アシードンクラウド)」でようやく見つけました。


デザイナーの玉井さんは、ロンドンの「セントマーチンズ」を卒業後、「マーガレット・ハウエルUK」でアシスタントを務めた経歴を持ちます。


私が「アシードンクラウド」の服に惹かれるのは、空想の物語をテーマにしながらも、しっかりと「着る人」のために作られているところ。


そこには、イギリスで受け継がれてきた「服への歴史観」を大切にする精神が、反映されているからだと思います。


実はこのシャツ、第一ボタンには、ドイツ語で「見習い」の文字、予備ボタンには「職人」と刻まれています。つまり、着始めは未熟な「見習い」でも、長く着続けてボタンを付け替える頃には「一人前」になっている。そんなストーリーが込められているのです。


※裾の紙ラベルは取り外しできます

 



~山暮らしは「土台」作りが大事~

寒い山暮らし。厚手の防寒着が欠かせないのでは? ……と思われますが、実は車移動が中心の生活では、土台となる“インナー”が最も大切なのです。



第1に暖かい。第2に乾燥しない。第3に蒸れない。この3つを満たすために、私が辿り着いたのが、「メリノウール×コットン」のインナー2枚重ねです。


「JOHA」メリノウール×「1dozen」コットンカットソー

 


色違い


肌に触れるのは、乾燥も汗冷えも起こしにくいメリノウール。化繊インナーとは違い、じんわりと温めます。


その上にコットンを重ねると、コットンのフィルター効果で、熱と湿気をゆるやかに放出するため、一日中、心地よく過ごせます。


山の中に住んでいなくても、“寒がり”の方ならお試しいただきたい組み合わせです。ただし、暑がりの方には重ね着は必要ないと思います。



着用スタッフ身長:166cm

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< STYLE1 >
シャツJK:ASEEDONCLOUD /ウールフランネルシャツ(ネイビー)
インナー:1 dozen / スポンディッシュコットン(グレー)
インナー:JOHA / メリノウールインナー(2025限定色)
パンツ: Isabel Marant / ウールパンツ(私物)
シューズ:OFFICINE CREATIVE(私物)

< STYLE2 >
シャツJK:ASEEDONCLOUD /ウールフランネルシャツ(キャメル)
インナー:1 dozen / スポンディッシュコットン(バーガンディ)
インナー:JOHA / メリノウールインナー(2025限定色)
パンツ:HAU / コットンウールパンツ(ブラック)
シューズ:Russel Mocassin(私物)

 

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