ダークトーンの着こなしは素材感を意識して自分らしく楽しむ

こんにちは「SACHET.（サシェ）」の千葉です。
私はかなりのくせ毛で、髪を洗ってそのまま自然乾燥してしまうと、あっという間にブロッコリーのようなシルエットに広がってしまいます。除雪でうっかり髪が濡れてしまった日には、もう…最悪です…（涙）。

そんな悩みを少しでも軽くしたくて、ここ数年はホホバオイル・椿油・アルガンオイルに、お気に入りの精油をほんの少しだけブレンドした自家製ヘアオイルを使っています。
さらに欠かせないのが、VESSのシャンプーブラシとブローブラシ。しっかり髪をとらえてくれる！私のように多毛な方には特に頼もしい存在です。手頃な価格なのも嬉しく、なくなるのが心配でストックしているほど。
ヘアケアはESTABLISHED。サロン帰りのようなしっとり感がパサつく髪質には嬉しいかぎり。
同じように“髪がまとまらない問題”にお悩みの方がいらしたら、ぜひ一度試していただきたいアイテムたちです。

色ものが好きでもなかなか挑戦できなかったり、結局ベーシックカラーばかり選んでしまう——。でも変化が欲しい…、いつもと違う感じにしたい…、そんなお悩みのお客様が多い世代です。
そんな時、アクセサリーをご提案させていただくのと同じくらい、素材感の違うものの組み合わせをご提案させていただくことが多いです。素材が持つ光や陰影を味方につけることで、ダークトーンのスタイリングはぐっと豊かに、そしてやわらかくなると感じています。

まずは黒を基調にしたシンプルなスタイリングです。

深めのVが印象的で軽くて柔らかなベストは、身体をすっぽり包み込むようなやわらかな落ち感があり、重たく見えがちな黒をやさしい雰囲気に整えてくれます。シアーなダークブラウンのタートルを合わせることで、軽さをプラスしてみました。スカートは、光の加減で陰影がきれいに浮かび上がるサテン素材で、動くたびに違った表情を見せてくれます。全体をダークトーンでまとめながらも、静かなニュアンスが生まれます。

深い色と明るい色のコントラスト。冬の白もなかなか素敵で、ダークカラーの重さを自然と軽やかに整えてくれる強い味方。ウール混のパーカーは、カジュアルでありながら上品さもあり、季節感も楽しめる1着。

合わせたスカートは、1枚目のカラー違い。チャコールの深さを受け止めつつ、全体をまろやかに見せてくれます。レオパード柄のバッグを添えると、また違った雰囲気に。
続いてご紹介するのは、落ち着いたネイビーの同素材セットアップです。

ウール100%の表面に、何度も起毛を繰り返すことで軽さと膨らみを兼ね備えたフリースのような素材で、単調にならず立体的な表情が出ます。深めのVネックが印象的なベストと、ストンと落ちるシルエットが美しいスカート。どちらも同素材だからこそ一体感があり、濃い色でまとめても重たくならず、むしろすっきりさが際立ちます。

ここにオーバーサイズの軽量ダウンを重ねてみました。タートルのさりげない透け感が軽さを添え、圧縮ウールスカートの質感とのコントラストで、より豊かな奥行きが生まれます。色数をあえて抑えているからこそ、素材の違いが自然と引き立ち、冬らしい静かなニュアンスが楽しめます。
最後は、コットンピーチツイルのサロペット。

なめらかで柔らかく季節感があります。鮮やかすぎないレンガ色は、カラーに抵抗のある方でも取り入れやすく、黒やネイビー、ブラウンといったベーシックカラーとの相性もいいです。黒のリブタートルを合わせて、レンガのトーンをすこし引き締めてみました。ウエストの絞りを調節できるので表情を変えて楽しめます。
152cmの私も着れるので低身長の方にもおすすめ。裾はお直しでも、ロールアップでも。身体のラインをひろいすぎない安心感のあるシルエットも嬉しい。
ここにブークレニットのジャケットを重ねて。

ループ状のイタリー糸が生み出す、もこもことした立体的な表情が魅力です。やわらかな肌ざわりと軽さで、包み込まれるようなあたたかさがあり、なんといっても素材の表情がぐっと豊かで、糸の風合いとカラーから温かみを感じます。

ダークトーンを中心にした冬の着こなしも、素材の違いを意識するだけで印象が変わります。光を拾う素材、ゆらぎを感じる素材、陰影がきれいに出る素材、少しシアーな素材などなど…。
今年の冬も自分らしいスタイルを楽しんでいただけたら嬉しいです。

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