自分に”似合う襟” ”似合わない襟”の見分け方 Vol.2
Gジャンは誰にも難しいアイテム。ストレートには短い丈と装飾の多さが難。
ナチュラルにはレギュラー襟と前開きが難。ウェーブにはワークっぽさが汚く見えて難。
ちょっとしたディテールと難をカバーする着こなしでうまく味方にしましょう。
Vol.1はこちらから
Vol.1では「骨格タイプ」からわかる
”似合う襟、似合わない襟”のお話をしましたが、
続いてこちら。
2. 目鼻立ちの甘-辛
3.顔の輪郭
丸い目・鼻、ぽってりした唇、タテに比べて
ヨコの幅がある、丸みを帯びた輪郭など、
甘さ、女性らしさ、あどけなさが勝っている
「甘い」顔には、丸みのある襟やネックライン、
ギャザーやドレープのソフトな曲線がしっくりきます。
反対に、シャープな目鼻立ち、
タテの長さや骨感のある輪郭など、
「辛み」の顔には鋭角な襟やシンプルな
ネックラインが合います。
でも、顔の輪郭を補正したいかどうかによって、
少しややこしくなります。
例えば、四角い輪郭の顔の下に丸襟があると、
違和感と対比によって顔の四角さは強調されます。
逆に四角のスクエアネックがくると、
違和感はありませんが、
四角がリピートされることによってやはり強調されます。
丸顔、面長、顎の尖った場合も同様です。
輪郭の特徴を強調させずに
目立たなく補正したい場合は、顔と似すぎず、
また極端に対照的でない形を選ぶのが正解です。
続いて、
4.首の長さ
5.肩幅の広さ
長さは、途中で分断されると短く見えます。この原理で言うと、首の長さは、例えばタートルネックや
詰まったクルーネックのラインによって分断されると
短く見え、逆にVネック、Uネックでタテに延長されると
長く見えます。
肩幅も同様の原理で、大きく空いたネックラインや
内側に入った袖つけによって分断されると狭く見え、
首の詰まったネックラインやドロップショルダーだと
広く見えます。
自分の特徴を補正するか、強調するかによって
選び方は変わってきます。
いよいよ最後がこちら。
6.バストの大きさ
タートルネックや詰まったクルーネックは
首付根からバストトップまでが長くなるため、
バストは大きい場合も小さい場合も目立ちます。
すっきりと開いたネックラインで
この距離を短くすると、目立たなくなります。
ただし目立たせたくないところに、
切り替えやリボンやフリルといった
アイキャッチがこないように注意。
いかがでしたか?
襟は顔と一番親密な関係です。
自分をどう見せたいかをよく考えて選ぶことで、
なりたい自分にまた一歩近づけるのです。
もっと詳しく知りたい方は
木村さんのブログを読んでみて!
↓
「似合う襟、似合わない襟はなにで決まる?」
Profile
木村牧子
「ルノンキュル」主催。関西学院大学卒業後、全日本空輸㈱で国際線CAとして勤務。退職後に転身し、子供の頃から夢だったデザインの道に進む。10数年間グラフィックデザイナー、テキスタイルデザイナーとして色や素材に関わる中で、「装い」や「色」が人の生きるパワーや自信と深く関わることに強く興味を引かれる。色彩学、心理学を学ぶうちに、「見た目」を通して人の内面、生き方を前向きに元気にさせる仕事をしたいと思うようになり、パーソナルスタイリング、イメージコンサルティング、パーソナルプロデュースの仕事を開始。現在は平日はデザイナー、週末はイメージコンサルタントとして活躍中。http://www.renoncule.net
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