「初夏」~おしゃれ暦vol.31皐月
『ナチュリラ』本誌でも、季節ごとのリアルクローズとそのおしゃれな着こなし方を提案してくださっている人気セレクトショップ「アナベル」。店主の伊佐さんによる、季節のおしゃれエッセイ、第31回目です。新緑がまぶしい季節になりました。今年は早くも“夏日”もチラホラ。入梅前の心地いいこの時季、さてどんなおしゃれをしましょうか。
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photo:川本浩太 text:伊佐洋平 model:伊佐奈々
ゴールデンウィーク明けのこの季節、
ようやく最低気温も上がりはじめ、
日々のワードローブに半袖が登場し始め、
妻が鏡の前で二の腕を眺めてはため息をつく季節。
プルプルさせてみたところで消えたりしない。
半袖、羽織物、日傘、帽子、かごバッグ。
持ち物も増えて、スタイリングのバリエーションも
幅広くなる季節でもある。
今時期のコットンは、サラサラでドライタッチ。
サラサラの半袖のワンピースに、
サラサラの羽織物を重ねてちょうどいい。
洋服は見た目では着心地まで判断できない。
今時期には暑いのでは?
そのようにも見てとれるこのジャケットは、信じがたいほど
ドライタッチで、サラサラで、夏にも活躍する。
日傘を差し始めるのもこの季節。
カバンも日傘の似合うものを使いたくなる。
にじみのある手ぬぐいのような水玉模様が
夏の始まりを感じさせる。
見ているだけで涼し気で、気分がいい。
気分や装いに合わせて、帽子と併用したい。
日傘も帽子と同じく、お気に入りをいくつか持っていると、
日焼けもしづらく、それぞれを
心地よく使い続けることができる。
シックな色合いの装いに、
たまには可愛らしい水玉の傘もいい。
まだまだ気温差の激しいこの季節、
日中は半袖になってもいいくらい暖かい日も出てきそう。
特徴的なシルエットのワンピースは、
一枚でも十分に気分が上がる。
羽織ったり、脱いだり。
差したり、閉じたり。
被ったり、カバンにしまったり。
五月から梅雨時期にかけては、あらゆるアイテムが
総出になる楽しい季節なのです。
ワンピース:susuri ¥30,000+tax
7分袖ロングジャケット:evam eva ¥31,000+tax
日傘:傳(tutaee)¥15,000+tax
靴:VIELLE ¥26,000+tax
バッグ:MUUN ¥18,500+tax
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