香菜子さんの夏のワンツーコーデは、ワントーン!
重ね着しない夏は、トップスとボトム一枚ずつの“ワンツーコーデ”になることがほとんど。そういうシンプルな組み合わせは、“おしゃれな感じ”に仕上げるのがなかなか難しいですよね。でも香菜子さんは、自分なりの“おしゃれ化ルール”を見つけたようですよ。
●白×白
ちょっぴり勇気のいる白×白の組み合わせも、この季節なら気軽にトライできそう。香菜子さんの場合は、キリッとしたさわやかな白ではなくふんわりしたやさしい白をイメージ。
太めのパンツの裾をロールアップすると、ふんわり丸みを帯びたシルエットに。パフスリーブのやわらかな印象とマッチ。かごバッグでほどよいアクセントをプラスして。
●黒×黒
シックな黒×黒は、ラフな小物を選んでバランスをとれば、意外と簡単にコーディネートがキマる組み合わせ。袖や裾をロールアップしたり、トップスをインしたり、シルエットの最終調整が大切です。
テロンとした質感の大人っぽいノースリーブは、ロールアップしたコットンパンツ+ビーチサンダルでラフにくずして。麦わら帽は、ワントーンに抜け感を出してくれる名脇役。
●紺×紺
「身につけていると不思議と落ち着くのが、紺」という香菜子さん。洗濯を重ね、少し色あせてなじんだ風合いの紺は、ワントーンコーデに取り入れやすく、夏らしいリラックス感を醸し出します。
とろみのあるTシャツとリネンスカートの質感の違いを楽しむコーディネート。色合いも、上下で少し濃淡をつけると、全体にリズムが出て、のっぺりとした印象にならなりません。
「ナチュリラ」vol.38より photo:加藤新作 text:福山雅美
Profile
香菜子
モデル、イラストレーターとして活躍するかたわら、ホテル備品をイメージした雑貨ブランド「ホテル ヴィルヘルムス」を準備中。近著は『香菜子さんの服えらび。』(主婦と生活社刊)。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。