「今日は何着たい?」~おしゃれ暦vol.35文月
『ナチュリラ』本誌でも、季節ごとのリアルクローズとそのおしゃれな着こなし方を提案してくださっている人気セレクトショップ「アナベル」。店主の伊佐さんによる、季節のおしゃれエッセイ、第35回目です。のっけから連日真夏日、最高気温を更新している7月。うだるような暑さで、ついついおしゃれは後回しになってしまいがちですが、こんなときこそおしゃれの力で楽しく乗り切って。鏡の前で「今日は何着たい?」と、問いかけてみてください。
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photo:川本浩太 text:伊佐洋平 model:伊佐奈々
少しおしゃれに慣れてきた。
なんとなく、季節に応じて、自分なりのパターンができてきた。
「今日は何を着ようかな?」
って考えるのが、全く苦ではなくなってきた。
それどころか、
「本当はこんなものが着ていきたい気分なのに、、」
って、欲しいものが想像できたりする。
今日は、午後から子供を引き連れて、ホームセンターに。
夏休みに向けて、ちょっとした準備。
家着でもいいような距離だけど、
そこは、オシャレを楽しもう。
短パンに“オールスター”のハイカット。
靴下をちょっと覗かせて。
Tシャツにするか、サマーセーターにするか迷ったけど、
スニーカーとのギャップを狙って、ニットを小ぎれいに合わせよう。
帽子はカジュアルな布の帽子に決めた。
顔も隠れるからちょうどいい。
短パンを大人っぽく着こなす方法を探るのも面白い。
大きめサイズの短パンにハイカットのスニーカーは、
肩の力の抜けた、かっこいいカジュアルスタイルだが、
もう少しタウンユースなスタイリングにしてみたい。
足元を革靴にしてみよう。
ソックスはそのままでもいい。
帽子を「sashiki (サシキ)」のポークパイに変えてみれば、
少し雰囲気が違うものになる。
こういう変化が想像できても、手元に革靴や帽子がない。。
じゃ、次は洋服を我慢して、帽子か靴を手に入れよう。
スタイリングの幅が広がるに違いない。
今日は、夕方まで自由の身。
大人同士でお出かけの日。
場所によって、装いは変わる。
今日は海の近い町へ。
ノースリーブのカシュクールワンピースなんてどうだろう。
場所のイメージにもぴったりだし、天気もいい。
でも、電車に乗ったときやお店に入ったときの冷房が心配。
薄手の麻を羽織っていこう。
日よけにもなるしね。
ハイウエストで切り替えたワンピースに、
丈の短い羽織はちょうどいい。
見た目も着心地も軽くて涼し気だ。
暑い日の日中のお出かけには、
白いワンピースに、大きな帽子が良く似合う。
海の近くならなおさらだ。
オシャレに少し慣れてきたころ、
「今日は何着よう?」って真剣に考えてみると、
自分に足らないものをひらめいたりする。
もう少し慣れてきたら、
「今日は何着たい?」に変えてもいい。
ショートパンツ:BASISBROAK ¥14,000+tax
サマーセーター:FACTORY ¥13,000+tax
コットンの帽子:a tout prix ¥6,900+tax
ラフィアのHAT(ポークパイ):sashiki(for annabelle) ¥22,000+tax
シューズ:R.U. Thea ¥38,000+tax
ワンピース:SOIL ¥18,000+tax
羽織:annabelleオリジナル ¥18,000+tax
バッグ:MUUN ¥14,800+tax
帽子:sashiki ¥23,000+tax
シューズ:R.U. JILL ¥39,000+tax
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