時を超えて着る「ミナ ペルホネン」の服 Vol.1
昨年、東京・青山にオープンした
「ミナ ペルホネン」の新店「call」では
20代~80代までのスタッフが働いています。
そこには、年齢を超えて働ける場があり、
年齢を超えて似合う服がありました。
昔からある形だから
年齢を問わず、誰にでも似合います
長谷川康恵さん 66歳
「アラン ミクリ」の個性的なメガネをさりげなくかけ、リボンを結んだヘアスタイルがキュート。そんな長谷川さんが着ているのは、「hope」と名づけられたリネンコートです。太い糸で存在感たっぷりに施された刺しゅうの花が特徴。
「ボタンをすべて留めるとワンピース風にも着こなせるんです。昔からある、流行に左右されない形ですよね。あえてマニッシュな靴と合わせてみました。どこかちょっとはずしたおしゃれが好きです」
背中には、自然なドレープが入るので、後ろ姿のシルエットも美しい。くるっと後ろでひとまとめにした長谷川さんらしいヘアスタイルとの相性もばっちり。
“ミナ”の生地に触れていたくて
ここに来ました
千田芳実さん 44歳
「ミナ ペルホネン」のテキスタイルが大好きだっという千田さん。生地販売のスペースでは念願だったという、生地のカットも担当しています。細かくタックをとったスカートはあえて直線を使って描いたという蝶の柄。
「知ることで、魅力がどんどん増していく。『ミナ ペルホネン』の服は、そんなプロセスを楽しめるところが好きです」
小さな襟が愛らしいブラウスをインして、少しクラシカルに着こなしてみました。
スカートの柄は幾何学で表現した蝶。そう知ると、スカートをはくときの気持ちも違ってくる。「プリティ・バレリーナ」の靴と。
Vol.2へ続きます
photo:中川正子 text:一田憲子
『大人になったら、着たい服 2017春夏』より抜粋
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