秋のはじまりに着たいステンカラーコート
秋のおしゃれ:コートとインの関係①(板倉直子さんのかしこい衣服計画vol.14)
島根県松江市のセレクトショップ「Daja」の板倉直子です。10月のおしゃれさんコーディネートを担当させていただきます。今月は「秋を楽しむおしゃれ」、コートとインのバランスを考えてみました。
10月になると一重の軽いコートが着たくなります。今回は「スティアンコル」の新作ステンカラーコート<ルーヴル>をご紹介します。
裏地の無い軽やかなステンカラーコート。イタリア・オルメテックス社の特別なバーバリー生地が使われています。一度水洗いしてあり、羽織った瞬間から肌に馴染むように仕上げてあります。
スティアンコルのデザイナー、三浦氏に見せていただいたデッドストックのバーバリー生地。そのスペシャルな生地を見た瞬間に思い付いたのは、長め丈のステンカラーコート。そこから打ち合わせを重ね、生まれたのがこのルーヴルコートです。
ピーチスキンの生地に洗いをかけ、更に柔らかい仕上がりに。袖に手を通した瞬間から長年着込んだような、こなれた雰囲気に。
袖裏のパイピングは、ベージュのレジメンタル柄。こちらも見せたくなるようなポイントです。時には袖を折り返して着ても。
サイズは「00」と私の着ている「0」の2種類(イタクラ身長166cm)。ラグランスリーブは肩が動かしやすく、かつ華奢に見えます。こちらのルーヴルコートは、すっきりとバランスよく着られるので、長め丈を敬遠しがちな小柄さんにも是非試していただきたいコートです。
まだ本格的に寒くない時季には、コートのインにVネックニットを合わせて首回りを軽やかに。
秋の始まりはVネックニットのコーディネートでキリッと恰好良く。寒くなるとクルーネックやタートルネックを合わせて楽しみます。
足元にはマイケル・ジャクソンも愛用した「バス」のローファーを。安心感のあるVネックニット、デニム、ローファーでも、いつもより長めの丈のステンカラーコートを合わせると、ぐっと大人な表情に。この秋、是非試していただきたい一着です。
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ステンカラーコート<LOUVRE>「SOUTIENCOL」¥65,000+tax
Vネックニット<MANAROLA>「JOHN SMEDLEY」¥29,000+tax
デニム<711>「RESOLUTE」¥25,000+tax
ローファー<Weejuns>「G.H.Bass」¥20,000+tax
http://allo-daja.com
11:00~19:00
定休日:火曜日
Profile
板倉直子
島根県松江市のセレクトショップ「Daja」ディレクター。トラディショナルをベースに自分らしい着こなしを提案している。著書に『大人のための かしこい衣服計画』(主婦と生活社)。この連載では、1月、4月、7月、10月の毎週日曜日に登場予定。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。