「ご褒美の時」~おしゃれ暦vol.45 師走
『ナチュリラ』本誌でも、季節ごとのリアルクローズとそのおしゃれな着こなし方を提案してくださっている人気セレクトショップ「アナベル」。店主の伊佐さんによる、季節のおしゃれエッセイ、第45回目です。いよいよ“師も走る(ほど忙しい)”師走! なにかと慌ただしく気ぜわしい季節ですが、1年間頑張った自分にご褒美を……という季節でも?!
楽しい予定も目白押しなこの時季、さて何を着ましょうか。
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photo:川本浩太 text:伊佐洋平 model:伊佐奈々
「アナベル」を始めた当初、下の息子はまだオムツを付けていた。
まだまだ抱っこで、妻は履いてもキュロット、、、。
ほぼパンツスタイルで、自転車をこぐ毎日。
今、6年が経ち、家族全員が年を重ね、ライフスタイルの変化とともに、
妻が欲しがる洋服も、日々の装いも変わってきた。
相変わらずパンツスタイルが中心だが、
ワンピースやスカートを取り入れることが増えてきた。
ジャンパースカートの便利さに気がついたのも、このごろだ。
着なれてしまえば、下になんでも着てしまえる便利さに甘えがち。
ボリュームのあるワンピースには、
ボリュームのあるストールを。
冬はストールも楽しい季節。
少しずつお気に入りを増やして、
気分やスタイルで使い分けたい。
インナーにはすっきりしながらもしっかり暖かい、
リブ編みのタートルネックのセーターを。
袖口のホールに指を通せば、ちょっとしたハンドウォーマーに。
暖かいし、見た目にも素敵。
実は下にもウールのスウェットパンツを忍ばせて、
真冬のワンピーススタイルさながらだ。
気温によって、アンダーパンツは選びたい。
さて、、コートは何を着ようか。
どうしても実用的なものに落ち着いてしまうコート選び。
一方で、頭の中には妄想ともいえるあこがれもある。
もうそろそろ、遊びのあるコートも持っておいてもいいのでは?
着た瞬間に、気分が上がるものを。
そんな甘いささやきが頭を駆ける。
くるぶしまで隠れなければ、
ロングとは呼ばせない。
そろそろ本格的なロングコートに憧れる。
アンティークとして残りそうな、
どこから見ても上質で、素敵な個性を持ち合わせたファブリック。
フリンジストールがよく似合いそう。
ほらやっぱり。
首元の開いたオシャレなコートには、
大判ストールがとても便利。
フワフワのジーロンラムのストールは、
柔らかくて軽くて暖かい。
子供たちが、サンタさんへの手紙を書き始めるころ、
大人は素敵なコートを選ぶ季節。
高価なものを買うときは、何か言い訳が必要だ。
一年の最後、自身へのご褒美の時。
コート:GASA* ¥89,000+tax
ワンピース:Honnete ¥26,000+tax
タートル:FABRIQUE ¥16,800+tax
下にはいたパンツ:ARTEPOVERA ¥16,000+tax
ストール:Glen Gordon ¥15,000+tax
靴:R.U. Jill ¥39,000+tax
カバン:sono ¥12,000+tax ※今月再入荷予定
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